【速報】INDY500 決勝 結果

INDY500、佐藤琢磨選手は三度目の優勝を目指して果敢にレースに挑み一時はトップを走行するも悔しくも7位という結果に終わりました。
以下にチームリリースからのレポートと琢磨選手のコメントを掲載いたします。


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金曜日に行われたファイナル・プラクティスでは、「予定していたプランをほとんど消化できた」とのことで、トップタイムで約2週間に渡るインディ500のプラクティスを締めくくった。決勝は日曜日の1240分にスタート・コマンドが出され、レースはクリーンスタートで始まった。佐藤は予選順位の8番手を維持していたが、途中から10位に落ちて前半の100周を終えた。前半はコーションも出ず、ほとんどのクルマが燃費走行をしているようにロー・ペースで走行を続けていた。レースが動いたのは91周目。#51がウォールにヒットして、本日始めてのフルコース・コーションに。リスタートで各車が激しく順位争いを始める。戦略が別れたのが、第4スティントを終わって150周目。本日2回目のフルコース・コーションとなる。先程給油したばかりなので、各車がどう動くか注目されたが、佐藤を含む10番手以降のマシンはほとんどがピットイン。ここでピットストップ5回と6回に大きく分かれた。佐藤の判断はなかなかおもしろいものになるはずだったが、ピットでのマシン調整がはまらず、6回目のピットイン後に21位まで順位を落としてしまう。その後、終盤に向けてレースが荒れだして、3回の赤旗が入り、最後は1周の超スプリントレースとなり、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンがインディ500初優勝を飾った。佐藤は最後のリスタートで10位からポジションを3つも上げて7位でフィニッシュした。


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■佐藤琢磨選手のコメント
「とても悔しい結果になってしまいました。第5スティント中盤でイエローが出たので、思い切って勝負に出て早めの5回目のピットインをしました。ところが集団の中で追い上げるために少しダウンフォースをつけ過ぎてしまい、前半こそ一瞬リードラップになれたのですが、すぐにタイヤが終わってしまい、6回目のピットインが予定よりも早くなってしまいしかもそのためにペースがガクンと落ちて順位も下がってしまいました。本当なら#5のパト・オワードと同じような位置で戻れるはずだったのですが、ピットアウト後に22番手まで落ちてしまいました。その後はコーションが出るたびにリスタートで順位を挽回しましたが、大きく順位を上げることができず、7に終わりました。チームとしては4台全てがベスト7に入ったので、チームの力は立派なものですが、自分自身にとっては悔しいレースとなってしまいました。応援してくださったスポンサーの皆様、ファンの皆様に改めて感謝致します。次戦に向けて引き続き頑張ります。」
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