BRIDGESTONE F1活動14年の軌跡
  • ブリヂストンのF1チャレンジはこうしてはじまった
  • ブリヂストンF1スタッフ歴戦の記憶
  • 内外の関係者が語る、F1活動の意義 F1参戦がもたらしたもの
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レギュレーション

・グルーブドタイヤ(フロント溝3本、リア溝4本)
・ドライタイヤ:2種類(10セット=40本)
・ウエットタイヤ:3種類(7セット=28本)

・フリー走行では、ドライバーに2種類のドライタイヤが供給される。
しかし予選開始前に、残りの日程で使用するスペックを決めなければならない。
・予選、ウォームアップ、決勝では7セット(28本)のタイヤを使用することができる。

Reglation
タイヤの方向性

1998年には大きな2つの出来事があった。一つはライバルがその年限りでF1から撤退すると発表したこと、そしてもう一つは、グルーブド(溝付き)タイヤの採用だ。タイヤに溝が入ると、接地面積が20%ほど減り、さらに溝の縁からトレッドがめくれる磨耗が起こる。それを防ぐための方策として採られたのが、コンパウンドを硬くすることである。しかし、それではコーナリング時のパフォーマンスが落ちる。そこでブリヂストンは、常識破りと思えるアイデアを持ち出す。それがフロントタイヤのワイド化だ。幅を20mm広く、直径を10mm大きくしたのだ。ところが、これにはチームのエンジニアから反発が起こる。「前面投影面積が増し、空力上の不利が発生する」というわけだ。しかし浜島はチームに対してこう説得して回る。「その不利より、フロントタイヤをワイド化するメリットのほうが大きい」。そして、それはマクラーレンの圧倒的な速さという形で見事に開幕戦で立証されるのだ。さらにライバルまでもがフロントタイヤを大型化し対抗してきたが、見事にこれを振り切り、参戦2年目にして、タイトルを獲得。「グッドイヤーに勝ち逃げをさせない」という悲願を達成するのだ。

ブリヂストンF1タイヤ装着マシン
 

ベネトン・プレイライフ

マシン:A18

エンジン:プレイライフCG01(V10)

ドライバー:ジャンカルロ・フィジケラ/アレキサンダー・ブルツ

  

ウエスト・マクラーレン・メルセデス

マシン:MP4/13

エンジン:メルセデスFO110G(V10)

ドライバー:デビッド・クルサード/ミカ・ハッキネン

 

ゴロワース・プロスト・プジョー

マシン:AP01

エンジン:プジョーA16(V10)

ドライバー:オリビエ・パニス/ヤルノ・トゥルーリ

  

ダンカ・ゼプター・アロウズ

マシン:A19

エンジン:アロウズT2-F1(V10)

ドライバー:ペドロ・ディニス/ミカ・サロ

 

スチュワート・フォード

マシン:SF2

エンジン:フォードZETEC-R(V10)

ドライバー:ルーベンス・バリチェロ/ヤン・マグヌッセン/ヨス・フェルスタッペン

  

フォンドメタル・ミナルディ・フォード

マシン:M198

エンジン:フォードZETEC-R(V10)

ドライバー:中野信治/エスティバン・トゥエロ

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