BRIDGESTONE F1活動14年の軌跡
  • ブリヂストンのF1チャレンジはこうしてはじまった
  • ブリヂストンF1スタッフ歴戦の記憶
  • 内外の関係者が語る、F1活動の意義 F1参戦がもたらしたもの
  • 参戦年表
  • テクノロジー&レギュレーション
PREV
NEXT
/ '97 / '98 / '99 / '00 / '01 / '02 / '03 / '04 / '05 / '06 / '07 / '08 / '09 / '10 /
レギュレーション

・グルーブドタイヤ(フロント溝4本、リア溝4本)
・ドライタイヤ:2種類(10セット=40本)
・ウエットタイヤ:1種類(7セット=28本)

・P1およびP2で使用できるタイヤは3セット(12本)。3セットのうち2セット(8本)以下が同一スペックでなければならない。これらはP3開始前に返却されなければならない。
・ドライバーは第2予選開始前に残りの日程で使用するスペックを決めなければならない。

Reglation
タイヤの方向性

この年、ブリヂストンが用意したタイヤはライバルに比べ、コンパウンドの耐熱性が弱点となっていた。それはレース結果を見れば明らかで、ニュルブルクリンク、マニ-クール、ホッケンハイム、ハンガロリンクと夏場のレースで敗れたどころか、ハンガリーGPでは、陣営最上位のミハエル・シューマッハまでもが周回遅れの屈辱を味わうことになってしまった。その時点で、勝つためにはなんでもする、という状況となったブリヂストンは、フェラーリの地元イタリアGPを前に、「今までの考え方にとらわれない、まったく新しいコンセプトのタイヤ」に挑戦。それまでは路面への追従性を重視していたのに対し、トレッド面の剛性を上げて踏ん張らせるというアプローチに変更する。それによりゴムの動きが抑えられ、磨耗が少なくなるなどのメリットが生まれた。見事にイタリアGPに勝利し、シーズンを通した戦いにもブリヂストン9勝、ミシュラン7勝と面目を保つ。そしてこのときに生まれた「今までの考え方にとらわれない、新しいコンセプト」という考え方が、翌年以降のブリヂストンのタイヤ作りに大きな影響を及ぼしていく。

ブリヂストンF1タイヤ装着マシン
 

スクーデリア・フェラーリ

マシン:F2002B/F2003-GA

エンジン:フェラーリTipo052(V10)

ドライバー:ミハエル・シューマッハ/ルーベンス・バリチェロ

  

ブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダ

マシン:BAR005

エンジン:ホンダRA003E(V10)

ドライバー:ジャック・ビルヌーブ/ジェンソン・バトン/佐藤琢磨

 

ザウバー・ペトロナス

マシン:C22

エンジン:ペトロナス03A(V10)

ドライバー:ニック・ハイドフェルト/ハインツ-ハラルド・フレンツェン

  

ヨーロピアン・ミナルディ・コスワース

マシン:PS03

エンジン:コスワースCR-3(V10)

ドライバー:ジャスティン・ウィルソン/ヨス・フェルスタッペン

 

ジョーダン・フォード

マシン:EJ13

エンジン:フォードRS-1(V10)

ドライバー:ジャンカルロ・フィジケラ/ラルフ・ファーマン

    
PREV
NEXT
/ '97 / '98 / '99 / '00 / '01 / '02 / '03 / '04 / '05 / '06 / '07 / '08 / '09 / '10 /