・スリックタイヤ
・ドライタイヤ:2種類(14セット=56本)1レースあたりソフト側ハード側各7セット
・ウエットタイヤ:1種類(4セット)
・エクストリームウェザータイヤ:1種類(3セット)
・金曜日に2セットずつ、予選までにさらに1セットずつ返却
・決勝ではソフト側とハード側の両スペックの使用義務
「ダウンフォースを半減させることで足らなくなったメカニカルグリップを、スリックタイヤを復活させることで、カバーする」。それがこの年、ブリヂストンがFIAから与えられた命題である。グルーブドタイヤと同じサイズのままでスリック化すると、フロントが強すぎリアタイヤの磨耗が厳しくなる。そこでブリヂストンは、各チームにフロントタイヤの小径化を訴えた。しかし、すでに新車開発を進めていたチームに、そのプランは受け入れられず、4スペックのタイヤを用意することになる。呼称こそ、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトと前年と同じだが、そのパフォーマンスは違った。柔らかい方の2スペックは、低温で作動しやすい代わりに、性能低下が早い。一方、硬い方の2スペックは高温になってから作動しやすいゴムで、グリップ性能が持続する傾向にあるものだった。「この2つの方向性のタイヤを投入したことで、ブリヂストンは路面とコンパウンド、そしてタイヤの関係を、より広い範囲で理解できるようになった」と浜島は2009年を総括している。それは、ワンメイクだからこそできる、技術的なチャレンジであった。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス マシン:MP4-24 エンジン:メルセデスFO108W(V8) ドライバー:ルイス・ハミルトン/ヘイキ・コバライネン | レッドブル・レーシング マシン:RB5 エンジン:ルノーRS27(V8) ドライバー:マーク・ウェバー/セバスチャン・ベッテル | |||||
スクーデリア・フェラーリ マシン:F60 エンジン:フェラーリTipo056(V8) ドライバー:フェリペ・マッサ/キミ・ライコネン/ルカ・バドエル/ジャンカルロ・フィジケラ | AT&Tウィリアムズ マシン:FW31 エンジン:トヨタRVX-09(V8) ドライバー:ニコ・ロズベルグ/中嶋一貴 | |||||
BMWザウバーF1チーム マシン:F1.09 エンジン:BMW P86/9(V8) ドライバー:ロバート・クビサ/ニック・ハイドフェルド | フォース・インディア・F1チーム マシン:VJM02 エンジン:メルセデスFO108W(V8) ドライバー:エイドリアン・スーティル/ジャンカルロ・フィジケラ/ヴィタントニオ・リウッツィ | |||||
ルノーF1チーム マシン:R29 エンジン:ルノーRS27(V8) ドライバー:フェルナンド・アロンソ/ネルソン・ピケ.Jr/ロマン・グロージャン | ブラウンGP・フォーミュラ1チーム マシン:BGP001 エンジン:メルセデスFO108W(V8) ドライバー:ジェンソン・バトン/ルーベンス・バリチェロ | |||||
パナソニック・トヨタ・レーシング マシン:TF109 エンジン:トヨタRVX-09(V8) ドライバー:ヤルノ・トゥルーリ/ティモ・グロック/小林可夢偉 | スクーデリア・トロ・ロッソ マシン:STR4 エンジン:フェラーリTipo056(V8) ドライバー:セバスチャン・ブルデ/セバスチャン・ブエミ/ハイメ・アグエルスワリ |