が、IRLの場合には3種類を用意してサポートしている。
 1996年、ファイアストンタイヤを装着したドライバーが両シリーズにおいて大活躍。インディカー・ワールドシリーズではチップ・ガナッシ・レーシングのジミー・バッサー選手が復帰後初のシリーズチャンピオンに輝き、インディ500マイルレースでは、バディー・レイジア選手が優勝。また、両シリーズにおいて最多ポールポジションを獲得している。
 1997年のインディ500マイルレースではファイアストンユーザーのアリ・ルイエンダイク選手が優勝。この勝利はファイアストンにとってインディ500マイルレースにおける記念すべき

50勝目となった。
 スタートからフィニッシュまでグリップ性能が安定しているファイアストンタイヤの評価は高く、それにつれてCARTシリーズにおけるファイアストン装着車は増えていき、レース結果もまさに圧勝となった。1997年シーズンでは全17戦中13勝する結果を残し、アレックス・ザナルディ選手がシリーズ参戦2年目で初の王座についた。チップ・ガナッシ・レーシングとファイアストンのコンビにとっては2連覇だ。そして、続く1998年は何と全19戦中初戦を除き18連勝を飾り、またザナルディ選手が2年連続のチャンピオンを獲得してファイアストンは3年連続の栄冠を手中に収めた。

ファイアストン復帰後、初のチャンピオンは1996年ジミー・バッサーが獲得。

インディ500マイルレースで1997年に優勝したアリ・ルイエンダイク。ファイアストンにとって50勝目となった。