一新、シリーズの名称を現在の「インディ・ライツ」へと変更、タイヤのサプライヤーとシリーズスポンサーとしてファイアストンが名乗りをあげた。その他にも協賛する多くのスポンサーを募り、一気に活況を呈するようになった。

 1993年からは経済的コストを低く抑えたワンメイクマシン、ローラ製のシャシーが導入され、なお一層多くのエントリーを数えるようになった。インディ・ライツシリーズはCARTシリーズとの同時開催が多く、自然とステップアップの道筋ができていった。CARTと同じコースを転戦することから、ファイアストンとしてもCART

用タイヤの技術を流用できる利点があった。

 アメリカン・フォーミュラへのチャレンジを目指してこのシリーズには南北アメリカ大陸を中心に将来を嘱望される有望なドライバーが続々と集まってきている。近年のCARTシリーズに参戦している若手の顔ぶれを見ると、インディ・ライツからステップアップしたドライバーも多くなってきた。

 1991年からファイアストンブランドでこのシリーズにワンメイクタイヤを供給してサポートしてきたが、1998年からはアメリカ国内でのマーケティング戦略により、ファイアストンの所有

インディ・ライツにワンメイク供給されるタイヤは、1998年より「DAYTON」とした。

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