FIA-GT / ITC / DTM

AMGの要請によって
ヨーロッパへチャレンジ
　ドイツツーリングカー選手権、略称DTM（Deutsche Tourenwagen Meisterschaft）は、高度にチューニングされたツーリングカーで闘われる世界で最もコンペティティブなレースシリーズのひとつとして注目を集めた。日本でもおなじみのドイツ車メーカーを中心に、マシンのテクノロジーと、ドライバーのテクニックが激しく競われるレースとしてドイツ国内ではF1をしのぐ人気イベントだった。
　やがてドイツ国内だけにとどまらず、その他

の国々でも開催されるようになり、インターナショナルツーリングカー選手権（ITC）としてシリーズ化された。

　ブリヂストンは、1991年からAMGメルセデス・ベンツチームのサポートを開始したが、そのきっかけは、AMG副社長であるドミンゴス・ピアダーデ氏からのアプローチだった。「DTMでブリヂストンタイヤを装着したい」と考えていたピアダーデ氏が日本を訪れた際にAMGジャパンの紹介でモータースポーツ推進室長の安川ひろしと会談、タイヤ供給とサポートの話が進められた。「世界最強のツーリングカーレース」

世界最強のツーリングカーレースDTM、ITCは、ヨーロッパを中心として、世界的な人気を誇っていた。

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