レーシングカート

地上わずか数センチの
高度なコンペティション
 レーシングカートがどれだけ盛んか。これがその国でどれだけモータースポーツが盛んであるかというバロメーターとなる。低年齢でライセンスを取得でき、高度なコンペティションが繰り広げられるレーシングカートは、絶好のモータースポーツ入門カテゴリーである。現在、世界中のトップカテゴリーで活躍しているドライバーの大半がレーシングカートからモータースポーツを始めてステップアップしている。今やF1ドライバーの中でレーシングカートの経験がないドライバーを見つける方が難しい。若手のジャンカルロ・フィジケラ選手、ヤルノ・トゥルーリ選手、ヤン・マグヌッセン選手、ヨス・フェルスタッペン選手等のドライバーは、ほんの数

年前までレーシングカートで走っていて、鈴鹿で行われるFMK(旧CIK、国際カート連盟)のワールドカップレースにも来日したメンバーだ。
 モータースポーツにおけるレーシングカートの意義とそのタイヤ市場の需要拡大を見据え、このカテゴリーに魅力を感じたブリヂストンは、1977年からレーシングカート専用タイヤを開発し、市場に展開した。それまでは、いわゆる遊園地のゴーカート用タイヤが用いられていたレースに、フォーミュラカー用レーシングタイヤと同じ断面形状を持ったレーシングカート専用タイヤを投入することで、この世界のタイヤの考え方を大きく変えた。ブリヂストンのレーシングカート用タイヤは、世界中のカーターから支持され、シェアを拡大していった。そして現在では世界トップシェアを誇るに至っている。

年に一度開催される世界選手権では、全世界のトップカーターが一同に集結し、世界一をかけたハイレベルな争いが展開される。

BRIDGESTONE MOTORSPORT