ヤマハ主催のSLシリーズ向けのドライ用リアタイヤ DRY-2 YEQ。サイズ:7.1/11.0-5。1986年にヤマハの公認を受け、SL86と称される。

SLシリーズ向けのウェット用リアタイヤ WET-K YFD。サイズ:6.0/ 11.0-5。1994年にヤマハの公認を受け、SL 94と称される。

CIK公認ドライ用リアタイヤ DRY-7。サイズ:7.1/11.0-5。1996~1998年にCIK公認レースで使用された。YFA(ソフト)、YFB(ハード)の2種類のコンパウンドが用意された。

F1を頂点とするフォーミュラレースの系譜の中で、底辺に位置するのがレーシングカート。近年カート出身のF1ドライバーが活躍するにつれ、多くの注目を集めているカテゴリーである。

レーシングカートのサービスシーン。


 

「速さ」と「楽しさ」を追求した
レーシングカートタイヤ
 レーシングカートというカテゴリーを世界的に見ると、主に2つに分類できる。ヨーロッパや日本を中心としたFMKの公認レースは厳しいレギュレーションの下、フォーミュラカーレースを夢見る若き戦士がチャンピオンシップのタイトルを争う。一方、北米を中心にしたカートレースはホビー的要素が強く、様々なスタイルのレースで参加する者が楽しむものとなっている。

 ブリヂストンにとってカートタイヤの最大の市場であるヨーロッパでは、各国各地で多数のレースが開催されている。それらのレースの頂点として年間4回行われるヨーロッパ選手権とその後に開催される世界選手権でライバルメーカー、ダンロップ、ベガとしのぎを削るエンジニアリングの闘いが繰り広げられている。この闘いはトゥルーリ選手らの協力を得、ヨーロッパにおいて本格的なテストを開始した1994年頃から激しさを増していった。それはレーシングカートのトップ

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