ドライ用タイヤ。サイズ:285/40R17。4輪とも同じサイズを履く。

ウェット用タイヤ E71。サイズ:285/40R17。

ンピオンとともにこの年2冠を達成している。
 1997年に本格的に参戦を開始したホンダ・NSXの3台はマクラーレンF1 GTRと同じミドシップにエンジンを搭載したマシンだ。ブリヂストンはそのNSX全てをサポートすることとなった。初年度はマシンの初期的なトラブルに泣いたNSXも、翌1998年にはそのパフォーマンスを発揮。参戦した4台が6戦(全7戦だったが第2戦は中止)中4勝をマークした。しかし、チャンピオン争いでは初戦を制し、その後第3戦でも優勝したスカイラインGTRのエリック・コマス/影山正美組が王座についた。1993年以来ブリヂストンは、GT選手権においてチャンピオンを独占している。

オーストラリアで人気のATCC
 ブリヂストンは南半球のオーストラリアでもオーストラリアツーリングカー選手権(ATCC)

へのサポートを行っている。 一時期サポートを中断したこともあったが、1970年代からこのカテゴリーへの参戦を果たしてきた。オーストラリアではこのレースはフォーミュラカーレースをしのぐほどの人気を集めている。また、F1やインディカーレースの前座としても開催され、そのステイタスは高い。ブリヂストンはこのシリーズに参戦して好成績を収めることにより、オーストラリアにおけるブリヂストンのブランドイメージの向上を目指している。
 このレースにはオーストラリア独特の大排気量セダン、5リッターエンジンを搭載したフォード・ファルコン、ホールデン・コモドアといった重量級のマシンが参加している。また、そのレース形態もオリジナリティあふれるもので、同日に2回のスプリントレースを消化した後にファイナルレースを行い、その勝者を決定する。また、シリーズ後に開催される耐久レースもあり、タイヤメーカーにとってはその各々のレース特性に対応しなくてはならない。このレースにも日本、ヨーロッパで培ったGTカー用タイヤ開発の技術が惜しみなく注ぎ込まれ、その性能はトップドライバーにも高い評価を得ている。
 特に1996年からはクレイグ・ラウンズ選手、グレン・シートン選手といったブリヂストン装着のドライバーが3年連続のシリーズチャンピオンを獲得している状況だ。また、耐久レースのバサースト1000キロ・サンダウン500キロでもトップを争う好成績を残している。
 また、主催者は1999年からのワンメイクタイヤ導入の方針を打ち出し、入札の結果、ブリヂストンが唯一のサプライヤーとして採用された。ブリヂストンはこのシリーズを名実ともに足元より支えていくこととなる。

5リッターエンジンのビッグセダンが激しいバトルを繰り広げる独特のレース。オーストラリアでは大人気だ。

BRIDGESTONE MOTORSPORT