BRIDGESTONE MOTORSPORT 1999-2003
FORMULA ONE IRL INDYCAR / CART MOTO GP
FORMULA NIPPON JGTC F3 / NATIONAL FORMULA KART GYMKHANA DIRT TRIAL / RALLY
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■F3 / ナショナルフォーミュラ
全日本F3選手権には、世界の檜舞台をめざし海外からも多くの若手ドライバーが参加する。有望ドライバーを探す関係者の視線も厳しい。 1988年からワンメイクサポートを開始し2003年で16年が経過。多くのトップドライバーが巣立っていった。
世界に通じるドライバーを
育成するためのサポート


 国際フォーミュラの土台を支えるのがフォーミュラ・スリー(F3)だ。このカテゴリーは、メーカー間、チーム間のハードウェアの差をできる限り少なくするために厳しい車両レギュレーションを設けて、ドライバー対ドライバーのコンペティションをクローズアップする設定となっている。
 インターナショナルな檜舞台をめざす若きドライバー達が世界中からこのカテゴリーをステップボードにして、その上にあるF3000(日本では、フォーミュラ・ニッポン)、そして頂点F1へとステップアップをめざす。近年では、F3000をスキップしてF3から一気にF1へステップアップをするドライバーも出現している。それだけ、高度なカテゴリーということができよう。
 国際的に注目されるF3を、ブリヂストンは積極的にサポートしてきた。国内では1988年から16年間にわたりタイヤをワンメイク供給し続けている。現在フォーミュラ・ニッポンで活躍するドライバーのほとんどは、F3でブリヂストンのサポートを経てステップアップしているということになる。全日本F3選手権では、ブリヂストン賞を設けてチャンピオンの活躍を特別に讃えている。
2004年シーズンから全日本F3選手権には、新たなスペックのウェットタイヤが投入される。
 海外でも世界中のモータースポーツ関係者が注目するF3イベントをサポート。オランダのザンドフールトで行われている「マールボロ・マスターズF3」に1995年から2001年までタイヤをワンメイク供給。F3世界一の座をめざしてエントリーしてくる50台以上のマシンに対して迅速で的確なタイヤサービスを行った。均一した性能のタイヤであることはいうまでもなく、タイヤトラブルが一切なかったという点に主催者、関係者から高い評価を得ている。
 一方、国内F3に対して16年目のサポートとなった2003年には、ドライ用スリックタイヤのスペックを変更した。これは、限界性能をマイルドにしてドライバビリティーを高め、同時にグリップアップを図る性能進化である。2002年におよそ1年をかけて開発し、導入に至っている。また、2004年からはウェット用タイヤのスペックを変更し、供給を開始する。今後もブリヂストンはF3に対して強力なサポートを続けて行く。
 
  F3ドライ用リアタイヤRF02。
サイズ:250/570R13。
F3ウェット用リアタイヤRF22。
サイズ:240/570R13。
2003年まで使用された。
F3ウェット用リアタイヤRF23。
サイズ:250/575R13。
2004年より供給開始。傾斜した溝が摩耗進行することによりブロック剛性を向上させる。
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