FIM EWC Rd.2 エストリル12時間の予選はスケジュール通り現地時間16:00(日本時間00:00)に開始された。
【青腕章ライダー】
このセッションでのBSサポートチームライダーは#1 YOSHIMURA SERT Motul(Su,BS)はG.ブラック、#5 F.C.C. TSR Honda France(Ho,BS)はJ.フック、#7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWC(Ya,BS)はN.カネパが出走。
波乱が起きたのは各ライダーがタイムアタックを始める2周目。#1 YOSHIMURA SERT MotulのG.ブラックが転倒してしまう。ダメージは少ない模様で自走でピットに戻り修復を開始する。
序盤にトップタイムを出したのは#37 BMW WORLD ENDURANCE TEAM(BMW.DL)で1'38.707と38秒台に突入する。
2番手のタイム争いは激しく、セッション序盤は#5 F.C.C. TSR Honda Franceとなっていたが、#333 VRD IGOL PIERRET EXPERIENCES(Ya,DL)、#4,TATI TEAM BERINGER RACING(Ka,MI)と目まぐるしく入れ替わる。
セッション半分となる10分が過ぎた辺りでピットボックスに待機していた#7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCがコースイン。多くのライダーはすでにピットインし、走行を止めている中でN.カネパがタイムアタックを開始し、3周目には1'39.088を出して2番手に浮上!
ほぼ同じ頃、セッション序盤に転倒してしまった#1 YOSHIMURA SERT Motulは修復も完了。遅れを取り戻すためにG.ブラックは渾身のタイムアタックで1'39.944を出して3番手に上がる。
20分のセッションはここで終了。BS勢は#7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCが2番手、#1 YOSHIMURA SERT Motulが3番手。#5 F.C.C. TSR Honda FranceのJ.フックは9番手で最初の予選を終えた。
【黄腕章ライダー】
2人目となるこのセッションは#1 YOSHIMURA SERT MotulがX.シメオン、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは高橋裕紀、#7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCがM.フリッツが出走。
このセッションでも序盤にトップタイムを出したのは#37 BMW WORLD ENDURANCE TEAMで1'39.435。#1 YOSHIMURA SERT Motulは2番手で1'39.728、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは1'40.669で4番手となっている。
#7 YART - YAMAHAのM.フリッツは10分が経過した頃にコースインし、タイムアタックを開始。8分経過時点では#333 VRD IGOL PIERRET EXPERIENCESが一気にタイムを更新。1'40.190で3番手まで浮上した。
残り時間が6分を切った頃、#7 YART - YAMAHAは各セクターのベストタイムを更新し、1'39.362を出してトップに立つ。
#4,TATI TEAM BERINGER RACING、#11 WEBIKE SRC KAWASAKI France TRICKSTAR(Ka,DL)もタイムを更新し上位に浮上。
黄腕章ライダーのセッション、BS勢はトップに#7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWC、3番手に#1 YOSHIMURA SERT Motul、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは7番手となった。
【赤腕章ライダー】
予選1回目の最後となるこのセッションは#1 YOSHIMURA SERT MotulがS.ギュントーリ、#5 F.C.C. TSR Honda FranceはM.ディメリオ、 #7 YART - YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCはK.ハニカが走行。
現地時間17:00から開始され、セッション序盤にトップに立ったのは#1 YOSHIMURA SERT Motulで1'39.054。7分経過時点で#37 BMW WORLD ENDURANCE TEAMが1'39.593で2番手、3番手には#24 BMRT 3D MAXXESS NEVERS(Ka,MI)がSSTクラス車両で健闘している。
8分が経過した頃に#7 YART - YAMAHAのK.ハニカがコースイン。11分が経過した時点で1’39186のタイムを記録し一気に2番手まで上がる。
もう1台のBS勢、#5 #5 F.C.C. TSR Honda Franceは1’40530までタイムを更新するも5番手で予選は終了。
明日の予選2回目は現地時間9:00(日本時間17:00)から開始される予定となっており、気温・路面温度はこのセッションより低くなる事が予想される。
予選1回目のラップタイムを更新してくるライダーも多くなると考えられ、本日の暫定予選順位も上位勢はかなり入れ替わると思われる。
予選1回目の総合結果は以下の通り。
EWCの各セッション結果は下記サイトからご覧になれます。
https://www.its-results.com/ewc/2021/893153b0-92d7-4a38-b77b-f601d3313e4d
各セッションのLIVE TIMINGはこちらからご覧になれます。
https://www.its-live.net/#/live/ewc/2021/estoril/live