FIM EWC 2021シーズンは第3戦 ボルドール24時間がフランス・ポールリカールサーキットで本日9/16(木)から公式スケジュールが始まります。
前戦のエストリル12時間から約2か月、伝統のボルドールは今年で84回目の開催と長い歴史のある耐久レースです。
開催されるポールリカールは地中海に面する南フランスの都市、マルセイユから東へ40kmほどの山の上にあり、ミストラルと呼ばれる約1.8kmの長いバックストレートが特徴のサーキット。
全体的に直線区間が多く、夜間走行時に気温が大きく下がった場合は走行中でもタイヤが冷えやすく、ピットアウト後やセーフティーカー解除後のタイヤのウォームアップ性がレースでは重要になります。
現地の天気予報では最高気温25~27℃、最低気温14℃ほどとなっていますが雨が降る可能性もありそうです。
EWCに参戦しているブリヂストンサポートである#1 YOSHIMURA SERT Motul、#5 F.C.C. TSR Honda France、#7 YART-YAMAHA - OFFICIAL Team EWCの3チームは今大会の約2週間前、8/31-9/1の2日間に行われた事前テストに参加。
ボルドール24時間に参戦する多くのチームが参加した2日間のテストでは従来のEWCコースレコードを更新するタイムも記録され、レース本番では従来よりハイスピードな展開が予想されます。しかし24時間で勝つ為には1周の速いラップタイムより、安定して高いアベレージで24時間を走り切る事、転倒やマシントラブルを無くす事が最も重要であるので、ラップタイムは参考程度に考えていた方が良いかと思われます。
公式に発表されている8/31-9/1の事前テストでのラップタイムTop12は以下となっています。
今シーズンは第3戦に予定されていた鈴鹿8耐が新型コロナ感染拡大の影響で当初は7/18決勝で予定されていた日程が11/7決勝に延期となり最終戦に変更。しかし8/19に今年の開催中止が発表され、昨年に引き続き2年連続で鈴鹿8耐の無いシーズンとなってしまいました。
その代替として最終戦は10/9に決勝レースが行われるチェコ・モスト8時間の開催が決定しました。
前戦のエストリル12時間ではトップを走行するチームが次々と脱落し、最後まで大きなトラブルが無かったBSサポートチームのF.C.C. TSR Honda Franceが優勝。開幕戦のルマン24時間で優勝し、ランキングトップだったBSサポートチームのYOSHIMURA SERT Motulは転倒により順位を落としランキングは4位へ後退しました。
今回のボルドール24時間は大量ポイントを獲得出来るチャンスとなる為、タイトル争いを展開しているチームにとっては勝負所となり、ランキング争いで後れを取っているBSサポートチームのYART-YAMAHAにとっては大きくランキングを上げるチャンスとなります。
現在の年間ポイントランキングTop10は以下になります。
今週火曜日にはボルドール24時間に参戦するチームにフリー走行が設定されていて、各チームがレースに向けてのマシンセッティング作業やライダー間の調整、タイヤの確認等々レース本番に向けた準備が進んだと思われます。
水曜日は車検やブリーフィングが行われ、走行は行われず。本日の木曜日から公式スケジュールとなり、ボルドール24時間耐久レースが開幕となります。
各日のタイムスケジュールは以下となっています。
ブリヂストンモータースポーツWebでは各セッション、予選結果、レース途中経過や結果を速報としてお届けします。
24時間の長い過酷なレースを戦うブリヂストンサポートチーム、#1 YOSHIMURA SERT Motul、#5 F.C.C. TSR Honda France、#7 YART-YAMAHA - OFFICIAL Team EWCの応援を宜しくお願いします!
EWC ボルドール24時間 各セッションの結果は下記URLのサイトからご覧になれます。
https://www.its-results.com/ewc/2021/748774eb-a9c5-460e-8719-4115dfe2c767
EWC ボルドール24時間 各セッションのLIVEタイミングは下記URLからご覧になれます。
https://www.its-live.net/#/live/ewc/2021/boldor/live