FIM EWC Rd.2 SPA24時間、予選1回目は予定時刻から15分遅れて現地時間15:55(日本時間 22:55)にスタート。現地の天候は晴れ時々曇り、気温は19℃のなか予選開始となった。
【Rider Blue / 青腕章ライダー】BS勢は#1 Yoshimura SERT Motul(Su,BS)がG.ブラック、#5 F.C.C. TSR Honda France(Ho, BS)はJ.フック、#7 YART-Yamaha Official Team EWC(Ya, BS)はN.カネパが出走。最初のアタックとなる2周目にEWC勢がFPに続いて2'21秒台を出すと、3周目に#5 TSRのJ.フックが2'20.214でトップに立つ4周目にはピットインしそのまま予選を終了。#1Yoshimura SERTのG.ブラックも2'20.600で2位に付ける。最後尾からのアタックを選んだ#7 YARTのN.カネパは2'21秒台でこの時点では5位。順位が動いたのは残り5分、#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM (BMW, DL)が2'19.910で唯一2'19秒台を出しトップに立つ。
残り時間もわずかとなり各チームピットインする中、最後までコースに残った#7 YARTのカネパがラストアタックでタイム更新を狙うが、2'21.606で4位に終わった。最終的なリザルトではトップと思われた#37 BMW MOTORRAD に走行違反がありタイム取消、よって序盤トップに立っていた#5 TSRがトップとなった。この結果、BS勢が1-2-3番手を占めた。
【Rider Yellow / 黄腕章ライダー】10分のインターバルの後、2人目のライダーによる予選が開始。#1 Yoshimura SERTはベルギー出身のX.シメオン、#5 TSRはG.レア、#7 YARTからはM.フリッツが走行。この組でも好タイムを出したのが#37 BMW MOTORRADで2'20.388でトップに付けると、2番手には#5 TSRのG.レアが2'20.399。3番手は#7YART M.フリッツが2'21.449。一方#1Yoshimura SERTのX.シメオンは2周目に想定外のピットインを行い、しばらくコースに戻ってこない。12分が経過したところで#36 3ART BEST OF BIKEがターン10で転倒し一時中断。16:55に予選再開となると#1 Yoshimura SERTもコースに復帰。3回のみのアタックとなったが、2'21.465で4位に入った。#5 TSRは今回も3周目にベストタイムを出すと4周目にピットインしてそのまま予選終了。この組ではBS勢が2-3-4番手に付けた。
またこのセッションには#66 OG MOTORSPORT BY SARAZIN(Ya, DL)から日本人ライダーの渥美心選手も出走しており、SSTクラスのマシンで2'25.317のタイムを出し19位に付けた。
【Rider Red / 赤腕章ライダー】現地時間17:04(日本時間 24:04)から3人目のライダーの予選がスタート。#1 Yoshimura SERTはS.ギュントーリ、#5 TSRからM.ディメリオ、#7 YARTからはK.ハニカによる走行。このセッションでトップタイムをマークしたのは#11Kawasaki 2'20.932、次いで#1Yoshimura SERT S.ギュントーリの2'21.652。TSRは3周目でタイムアタックし終える戦法を続け2'22.008でピットインし他のライダーのタイムを伺う。#7 YARTのK.ハニカは序盤タイムが上がらず、2'22秒台で6位。残り2分を切った頃に大きくタイムを更新し2'20.933で2位にジャンプアップ、更にラストアタックで2'20.253を記録しトップに躍り出た。最終的にBS勢は1-4-6位となった。
FIM EWC Rd2 SPA24時間 予選1回目暫定結果は以下の通り(弊社算出の速報値のため参考まで)
*今シーズンより従来のライダー3名の平均タイム順から、3人のうち速い2名のタイム平均順へレギュレーションが変更
下記EWC公式サイトからはLIVEタイミングやリザルトがご覧になれます。
FIM EWC | Endurance World Championship ITS LIVE (its-live.net)
今年もJ-SPORTオンデマンドでは6/4(土)にスタートする24時間レースのLIVE配信(有料)が視聴できますので是非ご覧下さい。FIM世界耐久ロードレース選手権(EWC) | モータースポーツ | J SPORTS【公式】