FIM EWC Rd.2 SPA24時間は二日目に入り、現地時間11:25(日本時間 18:25)より予選2回目がスタート。現地の天候は晴れ時々曇り、気温は20℃前後と昨日と同様のコンディションで走行開始。
【Rider Blue / 青腕章ライダー】定刻通り現地時間11:25に各車一斉にコースイン。昨日と同じ顔触れとなりますが#1 Yoshimura SERT Motul(Su,BS)がG.ブラック、#5 F.C.C. TSR Honda France(Ho, BS)はJ.フック、#7 YART-Yamaha Official Team EWC(Ya, BS)はN.カネパが出走。2'20秒台がトップ争いとなると思われたが、先ず抜け出したのは#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM (BMW, DL)。昨日に続き2'19.385という他を1秒以上突き放すタイムを記録、最高速も270km/hで断トツのスピードを誇る。#7 YART N.カネパも2'20秒台で追いかけるがなかなか2'19秒台には届かない。そんな中で#5 TSRのJ.フックは7分過ぎまで様子を見てようやくコースインするが、その直後に赤旗で中断。現地時間11:40に再スタートされるとすぐに#5 TSRは2'20秒台を出し、数周での勝負に出る。
BMWの独壇場と思われた終盤、#1YoshimuraSERTのG.ブラックが2'19.368で一気にトップに。しかも最高速は258km/hとBMWや他トップチームに比べて劣るもののファステストタイムを叩き出し、YoshimuraSERTのマシンが総合的に速いことを証明した。結果、#1 YoshimuraSERT-#37 BMW MOTORRAD-#7 YART-#5 TSRの順となりBS勢が1-3-4番手を占めた。
【Rider Yellow / 黄腕章ライダー】2人目のライダーは#1 Yoshimura SERTがX.シメオン、#5 TSRはG.レア、#7 YARTからはM.フリッツが走行。先ずトップに立ったのは#37BMW MOTORRAD、最高速で他を圧倒し2’20前半をマーク。次いで#5 YART-#1 YoshimuraSERT-#5 TSRとBS勢が続く。開始6分後に#1 YoshimuraSERTのリアライトが点灯しておらずピットイン。整備を行い残り5分30秒でコースインするも、思うように走行できずラスト1周にかける展開に。
残り1分を切ったところで#7YART M.フリッツが2'19.826を記録し首位に浮上。YARTのマシンも非常に高いポテンシャルを秘めている。#1YoshimuraSERTのX.シメオンが最後のアタックで2'20.321をマークするも3位のまま。結果は#7 YART-#37 BMW MOTORRAD-#1 YoshimuraSERT-#5 TSRとBS勢が1-3-4番手を占め、このセッションではYARTの活躍が光った。
#66 OG MOTORSPORT BY SARAZIN(Ya, DL)渥美選手は2'25.587と昨日のQP1からタイムの更新はならず21位も、ラップタイムはQP1より安定していた。
【Rider Red / 赤腕章ライダー】3人目のライダーは#1 Yoshimura SERTからS.ギュントーリ、#5 TSRはM.ディメリオ、#7 YARTからK.ハニカによる走行。最初に動いたのは#5 TSRのMディメリオが2'20.684でトップに立つと、更なるタイム更新を狙いBMW越えの最高速271km/hをセクター1で記録し期待が高まるも、他車の転倒により赤旗中断。#5 TSR-#1 SERT-#7 YART-#37 BMWと続く。
現地時間12:49に再スタートとなるが、その後ふたたび赤旗中断となりしばらくコース整備が行われる。13:20に再開するも残りは8分。#5 TSRは無理はせずピットから出ることなく予選を終える。そんな中、#7 YARTのK.ハニカが2'19.826でTSRのタイムを抜いてトップに浮上。セクター２と３でタイムを削りコーナーでの速さが光る。勢いをそのままにラストラップに入ったハニカは何と2'18.845で全体トップとなるFastestラップを記録！2'18秒台を記録したのはYARTのみ。セクター1での最高速はトップクラス、そしてセクター２～３ではコーナーの速さも兼ね備えており明日のレース本番も期待が高まる。#1YoshimuraSERTのS.ギュントーリも最後に2'20.417を出すも2番手フィニッシュ。BS勢が1-2-3番手に入った。
FIM EWC Rd2 SPA24時間 予選総合暫定結果は以下の通り (弊社試算による速報値ですので公式結果と異なる場合あり）
＊今シーズンより従来のライダー３名の平均タイム順から、３人のうち速い２名の平均タイム順にレギュレーション変更
下記EWC公式サイトからはLIVEタイミングやリザルトがご覧になれます。
FIM EWC | Endurance World Championship ITS LIVE (its-live.net)
今年もJ-SPORTオンデマンドでは6/4(土)にスタートする24時間レースのLIVE配信(有料)が視聴できますので是非ご覧下さい。FIM世界耐久ロードレース選手権（EWC） | モータースポーツ | J SPORTS【公式】
