全日本モトクロス選手権 第3戦 SUGO、決勝日最後のレースは3ヒート制で開催されているIA1クラス決勝レース ヒート3。
陽が傾き始め、影が長くなってきた中で好スタートを切ったのは今年で引退を表明した#982 成田 亮 (Ho,BS)。
続いて#10 小方 (Ka,BS)、#110 渡辺 (Ya,DL)、#400 山本 (Ho,BS)で1周目を終える。
トップを走る#982 成田 は周回毎に後続を僅かに引き離していくが、大きなリードにはならず。その後ろでは3台による激しい2位争いが繰り広げられいる。
上位が動いたのは短い15分+1周のレースの中盤となる5周目。2位を走行していた#10 小方の前に#110 渡辺が上がり順位が入れ替わる。その2周後の7周目、今度は4位を走行していた#400 山本が一気に2位まで浮上。前を走るトップ#982 成田とは少し差があるが徐々に差を詰めていく。
最終ラップに入る時には約3秒の差はコース半周程で2秒近くに詰まり、必死で逃げる#982成田に#400 山本が諦めずに追い詰める展開。後方では#555 能塚 (Ho,DL)がポジションを上げて3位に浮上している。
コース後半区間で#982成田と#400 山本の差は1秒を切る所まで迫ったが、最後まで粘った#982成田が約0.5秒差で逃げ切り今シーズン初優勝。僅かな差まで追い上げた#400 山本が2位、#555 能塚が3位に入りHonda勢が表彰台を独占した。
IA1クラス決勝ヒート3 Top10の結果は以下の通り
P1:#982 成田 亮 Honda Dream Racing N.R.T. (Ho,BS)
P2:#400 山本 鯨 Honda Dream Racing Bells (Ho,BS)
P3:#555 能塚 智寛 Honda Dream Racing HAMMER (Ho,DL)
P4:#10 小方 誠 Team Kawasaki R&D (Ka,BS)
P5:#317 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM (Ya,DL)
P6:#110 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM (Ya,DL)
P7:#12 小林 秀真 SRM マウンテンライダーズ (Su,DL)
P8:#44 小島 庸平 Bells Racing (Ho,BS)
P9:#7 安原 志 八尾カワサキ ANNEX (Ka,DL)
P10:#155 大塚 豪太 T.E.SPORT SHOWA (Ho,BS)