【レースプレビュー】全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 腕時計のベルモントCUP オフロードヴィレッジの見所!

2023年の全日本モトクロス選手権は4/8-9に熊本県 HSR九州で開幕。約1ヵ月のインターバルを挟んで第2戦 関東大会が埼玉県川越市のオフロードヴィレッジで開催されます。
今大会では全日本モトクロス選手権と併催されているジュニアクロス(JX)、キッズ65(K65)、チャイルドクロス(CX)に加え、地方選手権となるNAクラス等が5/13(土)に開催。IA1・IA2クラス、LMXクラスは5/14(日)の1day開催となり、「みんなのモトクロス」と題して参加型の全日本大会として通常とは違うスケジュールで開催されます。

オフロードヴィレッジは荒川と入間川に挟まれた河川敷のフラットな土地に設営されており、コンパクトなコースながら昨年秋のコースレイアウト変更で前半区間が高速、中~後半区間はタイトなコーナーと直線に設定された連続するジャンプが設定されています。
都心部に近い事もあり、関東近郊から多くのモトクロスファンが観戦に訪れ、パドックはファーストフードやパーツ・アパレルショップの出店が多く出店し、レース以外でも観客の方々が楽しめる会場となっています。

*大会プログラム掲載の会場図です。
オフビコース図.jpgメインとなるIA1、IA2、LMX(レディース)クラスにはブリヂストンがサポートするライダーが多く参戦しており、開幕戦のHSR九州大会でも素晴らしい活躍を見せてくれました。
そんなブリヂストンライダー達が今大会でも勝利を目指して活躍してくれる事を期待して、オフロードヴィレッジでのレースプレビューレポートをお届けします。

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【IA1】
今シーズンのIA1クラスには、昨年のIA2クラスで最終戦の第2ヒートレース以外は全勝してチャンピオンを獲得したYAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMの#27 Jay WILSON(Ya,DL)がステップアップして参戦。
開幕戦HSR九州大会では3ヒートレースを全勝し、レベルの高さを見せてランキングトップ。ブリヂストンライダーではヒート1で2位を獲得したYogibo マウンテンライダーズの#8 内田篤基(Ka)がランキング3位。3ヒート全てが4位だったHonda Dream Racing Bellsの#6 大倉由揮がランキング4位、チームメイトの#4 大城魁之輔がヒート3で2位を獲得し、ランキング5位となっています。
昨年のチャンピオンであるBS勢のYAMAHA FACTORY RACING TEAM #1 富田俊樹はランキングは7位、チームメイトの#3 渡辺祐介はヒート2で2位になりながらもヒート3で転倒して負傷してしまい、オフロードヴィレッジは欠場となります。
今大会では#27 Jay WILSONの勢いを誰が止めるかに注目が集まります。昨年チャンピオンの#1 富田俊樹は前戦の屈辱を晴らすべく、トップ争いに加わってくることでしょう。またHonda Dream Racing Bellsの#6 大倉と#4 大城は好調を維持し、#27 WILSONの勢いを止めてくれる走りに期待が掛かります。#8 内田も開幕戦では序盤#27 WILSONとのトップ争いを展開していますので、今回もスタートダッシュからトップ争いを見せてくれると思います。
開幕戦に続き3ヒート制、15分+1周の超スプリントレースはスタートからゴールまで激しい争いが展開され、ブリヂストンライダー達の優勝争いに応援をお願いします!IA1.jpg



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【IA2】
昨年のチャンピオンが不在となるIA2クラス。その為、上位を争うライダーは混戦が予想され、多くのライダーが優勝候補になると言えるかもしれません。
開幕戦HSR九州では3ヒート制で開催され、毎ヒート優勝者が変わる混戦。その結果、ヒート2で優勝したbLUcRUレーシングチーム鷹の#4 中島漱也 (Ya,DL)がランキングトップ。ブリヂストン勢ではヒート1で2位、ヒート3で3位と2度の表彰台を獲得したTKM motor sports いわての#5 横澤拓夢(Ho)がランキング3位。ヒート2で3位とIA初表彰台を獲得したYogibo マウンテンライダーズ#11 阿久根芳仁(Ka)が6位となっています。
昨年のランキング3位でチャンピオン候補の一人、BS勢のBells Racing #3 柳瀬大河(Ho)は現在ランキングは9位。ただIA2クラスは混戦となっていますので、ランキング上位のポイント差はかなり詰まった状態。
今大会では2ヒート制での開催ですので、30分+1周の長いレースとなる為、体力勝負となります。まだ気温があまり高くないですので、ライダーへの負担は少ないかもしれませんが、30分+1周のレースは体力の低下が出てしまい、レース後半に入ってからの順位の入れ替えが見られるかもしれません。 
そしてIA2クラスに今シーズンから参戦している海外選手の#58 Victor ALONSOは全戦のヒート3で優勝と高い実力を発揮。昨年のJay WILSONのように国内ライダー達にとっては手ごわい選手となるでしょう。
混戦必死となるIA2クラスでは表彰台の常連となってきたBS勢の#5 横澤と#3 柳瀬、開幕戦から好調の#11 阿久根に加え、昨年の怪我から復活してきたYogibo マウンテンライダーズの#18 池田凌 (Ka)、その他多くの若手ブリヂストンライダー達の上位進出を期待して下さい!


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【LMX】
レディースのレースとなるこのクラスも昨年のチャンピオンが引退した事でチャンピオンが不在となります。開幕戦HSR九州では2020-21のモトクロス女王、T.E.SPORTの#2 川井麻央(Ho)が独走で優勝。2位には川井のライバルであり、今年ブリヂストンタイヤを使用しているbLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルドの#2 本田七海(Ya)が入賞。近年続いている、この2人の争いが今シーズンも展開されそうです。
更に今年は元IA1クラスチャンピオンの山本鯨が新チーム「Team YAMAMOTO」を発足。ライダーに#5 楠本菜月(Ho)を起用し、ブリヂストンタイヤでこの上位2人に挑みます。
LMXクラスでは若い選手が成長と共に速さを身に着け、突然上位争いに加わる事もおおく、今年も成長したライダーが上位勢を脅かしてくれるかもしれません。新しいライダーの出現を楽しみにしたいと思います。

2023年 全日本モトクロス選手権 各クラスのランキング上位は以下となっています。IA1ランキング_Rd1.jpgIA2ランキング_Rd1.jpgLMXランキング_Rd1.jpg


全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 オフロードヴィレッジのタイムスケジュールは以下になります。オフビタイスケ.jpg

ブリヂストンモータースポーツWEBでは5/14(日)に開催されるIA1・IA2・LMXの3クラスで予選・決勝の結果速報をお届けします。
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