全日本最高峰となるIA1クラスの決勝は、15分+1周の3ヒート制で実施された。前日の日中は曇り一時雨または晴れで、粘土質の路面は朝のソフトでスリッピーな状態から、夕方にはベストに近いほどまでコンディションが復活。土曜日の夜から再び断続的に雨が降ったが、日曜日朝の段階では、そこまで状態は悪くなかった。練習走行中から小雨が降ったり止んだりで、土は少しずつ土が重たくなっていったが、IA1決勝ヒート1の天候は曇りで、路面は回復傾向だった。
レースは、#41 横山遥希 (Ho,DL) のホールショットで幕を開け、これに#9 小方誠 (Ho,DL) と#7 能塚智寛 (Ka,DL) と#1 JAY WILSON (Ya,DL) が続くと、オープニングラップから速さをみせた#1 WILSONがトップに浮上した。4番手には#7 能塚を抜いて#33 VICTOR ALONSO (Gas,DL) が浮上。#7 能塚の背後には#2 大倉由揮 (Ho,BS) が続いた。2周目、#2 大倉までの上位6台は、それぞれが2~3秒程度の間隔を開けて縦に長い状態。しかし3周目に、#33 ALONSOが#9 小方と#41 横山を次々にパスして、2番手に浮上した。4周目には、#41 横山と#9 小方がバトルを繰り広げ、一度は#9 小方が先行したが、#41 横山が抜き返した。レースが後半に入った段階で、トップの#1 WILSONと2番手の#33 ALONSOは4~5秒差。一方、#41 横山と#9 小方と#7 能塚が2~3秒差で続いた3番手争いの集団は#33 ALONSOから大きく遅れ、この3台を5~6秒差で#2 大倉が追った。レース終盤、#33 ALONSOが#1 WILSONにじわじわと迫ったが、#1 WILSONが序盤に築いたリードを有効に使って逃げ切り優勝。#33 ALONSOが2位となった。3番手争いは#41 横山が後続を引き離して制して3位でゴールし、4位に#9 小方、5位に#7 能塚、6位に#2 大倉が入った。
IA1クラス ヒートⅠレースの暫定結果は下記からご覧ください
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