• 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2022年09月17日(土) 〜 2022年09月18日(日)
【2022年全日本ロードレース選手権 第7戦 岡山 J-GP3】ブリヂストン勢の若手二人が表彰台を獲得!
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全日本ロードレース選手権第7戦の舞台は岡山国際サーキット。トンボが飛び交い、秋の雰囲気を醸し出しているものの、厳しい残暑からウイークが始まった。
金曜日の特別走行では上原大輝(ブリヂストン)、木内尚汰(ブリヂストン)と今季の表彰台常連ライダーに加え、小合真士(ブリヂストン)、森俊也(ブリヂストン)といった若手が上位に食い込んだ。

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土曜日から近づく台風の影響が感じられるようになった。曇天で始まった予選日。40分間のセッション開始早々、激しいタイムアタック合戦が開始される。真っ先に1分41秒台をマークしたのは上原。ディフェンディングチャンピオン尾野弘樹(DL)も1分41秒台で追いかける。上原は早々に1分40秒862と、尾野を引き離す。しかし尾野もきっちりと1分40秒947を出して追いかける。尾野は連続アタックを敢行して1分40秒850をたたき出すと、リーダーボードのトップに浮上する。
セッション後半。上原はマシントラブルでピットイン。尾野は1分40秒671と自身のタイムを更新。
残り10分を切り、木内が1分40秒504をたたき出して一気にトップ浮上。しかし木内は翌周のヘアピンで転倒。タイムアタックを終えてしまう。
一方、尾野は順調にタイムアタックを継続。残り3分を切ったところで1分39秒960とタイムを更新。マシン修復してコースに戻っていた上原がコースレコード更新となる1分40秒013を出して追いかける。
しかし、ここでチェッカー。上原は2番手、木内は3番手フロントロウを獲得。最終アタックでベテランの意地を見せた徳留真紀(ブリヂストン)が6番手に浮上して2列目グリッドを手にした。

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大型台風接近した決勝日。その影響を避けるため、全クラスの決勝レース周回数が短縮された。J-GP3クラスは19周から15周へと変更された。
曇り空ながら、たまに薄陽が射す微妙な空模様の中でスタート。絶妙なスタートを切ってレースをリードしたのは尾野。背後につけたのは4番手スタートの上江洲葵要(DL)。この2台に高杉奈緒子(DL)、徳留、上原、木内が加わりトップ集団を形成。

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集団から抜け出そうとする尾野に追いすがったのはオープニングラップで2番手浮上の高杉。背後では上江洲と上原が激しい表彰台争いを開始。
6周目あたりから尾野がトップ独走態勢に移行。7周目に上江洲との表彰台争いに決着をつけた上原が高杉をも攻略。2番手に浮上して猛然と尾野を追いかけ始める。8周目を終えるころには上原が尾野に急接近。後方では木内が単独3番手走行を開始。
残り3周。尾野がラストスパートをかける。ここで複数転倒があり赤旗が出される。これでレース成立。尾野が2連勝。上原は2位、木内が3位表彰台を獲得した。

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●上原大輝(予選2位/決勝2位)
「ウエットパッチがある路面状況でした。走り始めは土曜日とは違うグリップで、なかなかタイヤに熱を入れきることができませんでした。レース中盤に熱が入ってからはタイヤが高いレベルで機能してくれたので、ペースを取り戻すことができました。路面温度が高くない序盤は、ライバル勢と比べると苦戦しています。最終戦は序盤から熱を入れて、最初から勝負ができるようなマネージメントをしたいと思っています」

レース結果

コース:岡山国際サーキット

[J-GP3]

決勝

  • 開催日:2022/09/18
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry-Wet
  • 決勝出走:23
  • 完走:23
  • (3.747km x 12laps = 44.964km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 尾野 弘樹 DL P.MU 7C GALE SPEED NSF250R ホンダ 12 1:41.450 20:30.124
2 26 上原 大輝 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 12 1:41.018 20:30.227
3 7 木内 尚汰 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 12 1:41.475 20:33.503
4 5 高杉 奈緒子 DL Team NAOKO KTM RC250R KTM 12 1:41.950 20:37.927
5 23 上江洲 葵要 DL 41Planning With PENSKE NSF250R ホンダ 12 1:41.957 20:38.307
6 10 彌榮 郡 DL MARUMAE with Club PARIS NSF250R ホンダ 12 1:43.111 20:52.985
7 34 三谷 然 DL P.MU 7C GALE SPEED NSF250R ホンダ 12 1:42.994 20:53.032
8 9 小合 真士 BS Bridgestone SDG Mortor Sports Jr. Team NSF250R ホンダ 12 1:43.050 20:53.307
9 6 森 俊也 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 12 1:42.613 20:53.370
10 19 中島 元気 DL Honda Hamamatsu ESCARGOT RT NSF250R ホンダ 12 1:42.849 20:53.733
11 14 岡崎 静夏 DL JAPAN POST HondaDream TP NSF250R ホンダ 12 1:42.960 20:53.868
12 20 山本 恭裕 DL TeamLife・HondaDream kitakyushu NSF250R ホンダ 12 1:43.071 20:54.540
13 27 八尋 春葵 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 12 1:43.114 20:56.551
14 12 高橋 直輝 BS Bridgestone AutoRace Ube with RG NIWA NSF250R ホンダ 12 1:43.212 20:56.787
15 21 宇井 陽一 DL 41Planning TR004 IODA 12 1:43.896 21:06.252
16 40 岸田 慶一 BS Bridgestone FLEX Racing team & MH OHARA NSF250R ホンダ 12 1:44.115 21:07.091
17 30 野澤 秀典 BS Bridgestone Nozawa Racing Family NSF250R ホンダ 12 1:43.994 21:07.687
18 28 村田 憲彦 BS Bridgestone TEAM DESHI with RG NIWA NSF250R ホンダ 12 1:43.842 21:07.871
19 4 徳留 真紀 BS Bridgestone MARUMAE MTR NSF250R ホンダ 12 1:41.906 21:08.085
20 17 田中 風如 DL WJ FACTORY SMP M312 FTR 12 1:44.530 21:11.791
[J-GP3]

予選

  • 開催日:2022/09/17
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 尾野 弘樹 DL P.MU 7C GALE SPEED NSF250R ホンダ 15 1:39.960
2 26 上原 大輝 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 12 1:40.013
3 7 木内 尚汰 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 14 1:40.504
4 23 上江洲 葵要 DL 41Planning With PENSKE RC250R KTM 11 1'41.651
5 5 高杉 奈緒子 DL Team NAOKO KTM RC250R KTM 3 1:41.669
6 4 徳留 真紀 BS Bridgestone MARUMAE MTR NSF250R ホンダ 19 1:41.698
7 19 中島 元気 DL Honda Hamamatsu ESCARGOT RT NSF250R ホンダ 7 1:41.783
8 34 三谷 然 DL P.MU 7C GALE SPEED NSF250R ホンダ 16 1:41.784
9 21 宇井 陽一 DL 41Planning TR004 IODA 11 1:41.918
10 9 小合 真士 BS Bridgestone SDG Mortor Sports Jr. Team NSF250R ホンダ 5 1:42.006