2019_jr_1.jpg「全日本ロードレース選手権」とは、その名の通り、日本全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰のオートバイ・ロードレースシリーズのことであり、現在4つのクラスで構成されている。2020年は全国6サーキットにて、4月5日の開幕戦から、11月1日の最終戦まで、全7戦が開催される。2020年は、昨年に引き続き最高峰のJSB1000クラスで、1大会で2レース開催が5大会あり、合計11レースで争われる。又第4戦の筑波大会では、JSB1000以外の全3クラスで2レース制となり、ST1000、ST600、J-GP3の3クラスは、年間7レース(6大会)で争われる。
1大会2レースの場合は、最終戦の鈴鹿を除き、土日で1レースずつ行われる予定で、土曜日にも観戦の見所が増える。ライダーにとっては2日間のレースで、体力的には厳しくなるものの、シリーズランキングを考えるとポイントは勿論重ねておきたいところ。白熱したバトルが多く展開されるでしょう。

ブリヂストンと全日本ロードレース選手権

ブリヂストンが全日本選手権への参戦を開始したのは、1980年代。250ccと500ccクラスに供給することから、そのキャリアをスタートさせた。
まず成果を見せ始めるのは250cc。1980年代後半にはトップレベルのサプライヤーとなり、1989年にはついに岡田忠之選手(ホンダ)の手により、初めてのシリーズチャンピオンを獲得するのである。1990年には250ccでホンダ、ヤマハのワークスチームをサポートし、HRCの岡田選手がV2を達成した。
そして、この全日本ロードレース選手権への参戦をきっかけに、1991年からWGP125に挑戦し、その後2002年からブリヂストンは世界最高峰のオートバイレースMotoGP™への挑戦を始めるのだが、もちろん全日本ロードレース選手権へのタイヤ供給は継続。125cc、250ccでは多くのチャンピオンを輩出したが、大排気量のクラスでは中々成果が表れなかった。しかしMotoGPの参戦効果が表れて、JSBクラスで2005年に初めてブリヂストンユーザーがチャンピオンに輝き(伊藤真一選手)、その後2008,2009年を除き毎年ブリヂストンユーザーがタイトルを獲得している。昨年2018年のタイトル獲得で、9年連続でブリヂストンユーザーがタイトルを獲得した。現在では「ブリヂストンでないとJSB1000は勝てない」とまで言われるようになり、鈴鹿8耐の14連覇と共に、絶対の信頼感を得ている。これまで多くのライダーをサポートし、世界で活躍するライダーも数多く輩出していて、日本におけるオートバイレースの発展に寄与してきているのである。