2013年にスタートした、トヨタ 86とスバル BRZによるJAF公認ワンメイクレース。ナンバー付のレース参戦用車両での戦いは、イコールコンディションでの激しいバトルが展開され注目を集め、プロフェッショナルシリーズではSUPER GTで活躍するプロドライバーも多数参戦、そこに腕に覚えのあるアマチュアドライバーが果敢に挑んでいる。
2022年より、車両がモデルチェンジをしたことで「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」を引き継ぐレースとして新型GR86(型式:ZN8)とSUBARU BRZ(型式:ZD8)を使ったワンメイクレース「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」が開催されている。
ワンメイクレースに参加できる車両は、2022年に販売が開始された「トヨタGR86 Cup Car Basic」もしくは「スバルBRZ Cup Car Basic」のワンメイクレース用グレードとなる。どちらもトヨタ及びスバルの販売店であれば、どこでも購入できるモデルである。ワンメイクレース専用に用意されたモデルなのでレースに参戦に必要となるロールケージ(6点式+サイドバー)や競技用シートベルトアンカー、車両に最適化された空冷式エンジンオイルクーラーが専用装備として架装されている。サーキットユースに必要な最低限の装備が与えられ、ナンバー付車両とすることで参加しやすいレースとなっている。
ブリヂストンとTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup
タイヤ各社が凌ぎを削って争っているコンペカテゴリーは、技術と性能を磨きPOTENZAタイヤにフィードバックする事ができる貴重な場である。モータースポーツシーンに確かな足跡、幾多の勝利を刻み、技術と性能を磨いてきた。POTENZAは開催元年の2013年からTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZで装着可能タイヤとして認定されており、量産ラジアルタイヤでのコンペディションによる厳しい戦いの中、11年間でシリーズチャンピオンを5回獲得している。またこの激しいコンペディションによる戦いで鍛え抜かれた技術を量産ラジアルタイヤに反映しPOTENZA RE-71RSなどの開発に役立てている。
2024年シーズンの見どころ
2024年は全国7つのサーキットで全7大会を開催。5月11日~12日のスポーツランドSUGOでの開幕戦を皮切りに以下日程で開催予定となっている。
日程 | 開催場所 | |
第1戦 | 5月11日(土)~12日(日) | スポーツランドSUGO |
第2戦 | 6月16日(日) | オートポリス |
第3戦 | 7月13日(土)~14日(日) | 富士スピードウェイ |
第4戦 | 8月24日(土)~25日(日) | 十勝スピードウェイ |
第5戦 | 9月14日(土)~15日(日) | 岡山国際サーキット |
第6戦 | 10月5日(土)~6日(日) | 鈴鹿サーキット |
第7戦 | 11月23日(土)~24日(日) | モビリティリゾートもてぎ |
ブリヂストンは2024年もPOTENZAを装着する選手を全力でサポートしていく。
2023年は井口卓人選手がシリーズチャンピオン獲得し、ブリヂストンとしては3年ぶりとなった。2022年に続きRE-09Dを継続投入し、全7戦のうち5戦ブリヂストンが表彰台独占した。どのサーキットでも、どの天候でも、その戦闘力の高さを誇った。
2024年はさらに進化した新型RE-09Dを初戦から投入する。開発ドライバーを務めた佐々木雅弘選手や、2023年チャンピオンの井口卓人、ランキング2位の堤優威選手、さらにはSUPER GTで活躍する選手たちが、この新型RE-09Dで勝利を目指す。今年もプロドライバーとタイヤメーカーのプライドをかけた本気のレース展開に期待したい。
POTENZA RE-09D 製品紹介ページ
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re09d/
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup WEBページ
https://toyotagazooracing.com/jp/86brz/