GR86/BRZ Cup Rd.1 SUGO スポーツ走行、T.R.A.占有走結果になります。
天候は快晴、路面もドライで、手元の計測では、気温23℃、路面35℃の時折気持ちのいい風が吹く過ごしやすい気候でした。
スポーツ走行開始直後に最終コーナーにデブリが落ちたことによる赤旗中断があったもののその後は順調に各車ラップを重ねました。
場内タイミングモニター上の結果は下記の画像の通りになります。
今回の専有走行前に昨シーズンチャンピオンの井口卓人選手(#1東京スバル BS BRZ)、
昨シーズン開幕戦SUGOでポールトゥウィンの岡本大地選手(#293BRMトヨタカローラ高知GR86)にお話を伺えたのでご紹介します。
まず、GR86/BRZ Cupで唯一連覇のチャンスがある井口選手にチーム代表兼ドライバーとしてのお話や今年の展望をお聞きしました。
・昨シーズンチャンピオンとなったため、ゼッケンが#88から#1となりましたが、昨年の開幕時点でのモチベーションや心境面の変化ありますでしょうか。
「去年は本当にチーム立ち上げも車準備も含めて、もうギリギリだったので何か何やら分からず、目の前のあるものをこなして開幕戦を終えたみたいな感じだったんで、今回はゼッケン1もつけますし、去年一年間戦ってきたその実績っていうのもありますし、すごく緊張してるわけではないですけど、責任感と、重圧というかプレッシャーはちょっと感じてはいるので、うまくゼッケン1の強さを発揮できるように頑張りたいと思います。」
・今シーズンもチームタクティとして参戦していますが、代表としてレースに向けた運営などいかがでしょうか。
「そうですね、最近は、信頼しているマネージャーさんにほとんど任せられるようになったので、最後の経費の処理や、走行テストに行く行かないの判断とか、レースウィーク何曜日から行くっていうところは1泊多ければ予算も変わってくるのでその辺はちょっと色々組み立てて考えながらやってます。現場に入ってからは、もろもろの予約関係などは、マネージャーさんやチームのみんなが動いてくれるんで、そういった意味では結構負担は減ってると思います。」
・スーパーGTの富士戦やGTエントラントテストなど過密スケジュールのように思えますが疲労は問題ないでしょうか。
「特にないですね。色々な車だったり、色々なカテゴリーの車両に乗れて、すごく充実してましたし、いよいよGR86/BRZ Cupも開幕するんで、すごいわくわくとドキドキと、いろんな感情が今、出てきてます。」
・開幕戦に向けてのコメントお願いします。
「やっぱり去年もそうですけど、開幕からいい流れを作っていくっていうのはすごく重要だなと、このレースに関しては思います。もちろん状況とか、いろんなシチュエーションで、早いときもあれば、あんまり良くないときもあったりするのがこのワンメイクレースの難しさなんですけど、やっぱり開幕戦で流れをうまく作れれば去年チャンピオンを獲れたときのようなレース展開に持っていけるような気もするので、欲を出して優勝とか、表彰台を狙いたいんですけど、次に繋がるレースって言ったらおかしいですけど、しっかり力強いレースをして、今年も十分に戦い抜けるチーム、車、タイヤだなっていうところをしっかり感じながら決勝レース力強く戦えれば、もうそれで十分かなと思います。その先に結果もついてくると思うので、しっかり自分のできる仕事をこなして、何位であろうと、『今年もやっぱ強いね井口』って周囲に言ってもらえるように頑張りたいと思います。」
続いて、昨シーズンランキング4位の岡本大地選手にお応えいただきました。
・昨年開幕戦のポールトゥウィンから一年経ちましたが、このサーキットやGR86/BRZ Cupへの自信の変化は当時と比べていかがですか。
「去年は予選ポール獲ることができて、その後逃げ切りで優勝てきたんですけど、正直、昨日から走り始めた流れでは、あんまり良くないというか、調子はあまり良くなくて去年通りにはちょっといかないんだろうな、というふうに思ってます。ですけど、今日走っていく中で、周囲のドライバーの情報を聞きつつ進歩している感じはあります。なんとか予選にまでに合わせていきたいんですけど、うーん、やっぱり(昨年のポールトゥウィンの)自信はあまりないです。」
・今回の専有走行の生かし方、目標はどういったところに重点を置くなどありますか?
「専有走行で今日初めて新品タイヤをおろすので、しっかり予選のシミュレーションをやっていきたいと思ってるんですけども、車も午前中のスポーツ走行の枠でかなり固まってきたていう感じであるので、あとは内圧設定変更したもの試してみたりとかして、予選に向けて、結果も残していけたらなと思います。」
・最後に開幕戦に向けてコメントお願いします。
「去年BS(ブリヂストン)さん使わせて貰って、自分の過去の成績の中でも一番のベストリザルトで、参加できなかった大会(昨年は第2戦欠場)もある中でシーズン4位を取れたんですけど、正直めちゃくちゃ悔しくて、去年は開幕勝てたんですけど、そこからちょっと右肩下がりのシーズンというか、もっとやれることあったんちゃうかな、というところがあって、チャンピオン獲れなくてめちゃめちゃ悔しい思いを(周囲には思われてないかもしれないが)地味にしてます。これまであまりこういう悔しさを感じてこなかったんですけど、今年は絶対にチャンピオン獲りたい。というのも、僕はスーパーGTとかスーパーフォーミュラとか、トップカテゴリーに出てるドライバーではないので、この86レース(GR86/BRZ Cup)っていうのは自分の中でかなりやりがいを感じていて、人生で、今一番生活で楽しいことがこの86レースと言っても良いぐらい本当に今楽しくてやってるんで、今年はなんとしてもチャンピオン獲りたいなと思ってます。」
速さと強さが共通点のお二人ですが、
チーム代表として参戦している井口選手、昨シーズンは一戦分参戦することが叶わなかった岡本選手、
参戦する苦労を知っているがゆえのこのレースに懸ける想いの強さも共通していると感じました。
チャンピオン経験をした井口選手だからこその開幕戦の位置づけ、
岡本選手の秘めている熱い意気込みが聞けました。
井口選手、岡本選手お忙しいところインタビューに応えて頂きましてありがとうございました!
次回は予選(明日5/11 13:25~)ですので応援よろしくお願いします!
予選のライブ中継URL分かり次第発信と結果の速報をしますので引き続きよろしくお願いいたします。
ライブ配信(youtube:T.R.A.事務局チャンネル)URL
https://www.youtube.com/@t.r.a.309/streams