2022年 インディカー・シリーズ Rd.12 アイオワ Race2

2022年7月24日、アイオワ州ニュートン発。
本日、インディカー・シリーズ第12戦アイオワ・レース2の決勝が行なわれ、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は、オーバルレースでのシーズン・ベストとなる10位でフィニッシュしました。

4番グリッドからスタートした琢磨は、最初のスティントをトップ4で走り続けたほか、68周目に最初のピットストップを行なったときにはトップに立っていました。ピットストップ後には17番手まで後退しましたが、129周目に2回目のピットストップを行なうまでには、フルコースコーションのタイミングに恵まれたこともあり、12番手まで挽回します。そして最後となることが見込まれた199周目のピットストップを行なうとき、琢磨は再び首位に浮上しました。ここでチームは、フィニッシュまで燃料をセーブしながら走りきる戦略を立てましたが、ライバルの中には245周目にコーションとなったときに敢えてピットストップを行ない、使用できる燃料に余裕を持たせて激しい追い上げを図るチームもありました。300周目のフィニッシュに向けて、琢磨とチームメイトのデイヴィド・マルカスは激しいバトルを展開。9番手と10番手のポジションを入れ替えながら、周回を重ねました。この結果、琢磨は10位でフィニッシュすることとなりました。

次戦は7月30日にインディアナポリスのロードコースで開催されます。

■佐藤琢磨のコメント
「アイオワで行なわれたレース2に、僕たちは2列目からスタートすることになったので、昨日よりは大幅に好ましい状況でした。レースの前半は、おおむね『トップを追う』展開で、後方集団を次第に引き離していきました。この間もトップ5で周回していたので、とてもいい戦いでした。今回は300周のレースだったので、給油のタイミングをできるだけ引き延ばせるように努力し、結果的に燃費を意識しながら最後は100周くらい走りきればいい状態となりました。他のチームはフィニシュ前に必ずピットストップすると予想していたので、レースの結果には自信を抱いていました。しかし、最終的にイエローが出たため、僕たちの戦略はうまくいきませんでした。4番手グリッドからの10位フィニッシュなので、素晴らしい結果とはいえませんが、ふたりのドライバーが揃ってトップ10でフィニッシュできたので、チームにとってはいい結果だったといえるでしょう」

（デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより）