POTENZA装着勢は4クラス制覇!

  • 開催場所:スポーツランドTAMADA
  • 開催日:2019年05月12日(日) 〜 2019年05月12日(日)
2019年 全日本ジムカーナ選手権 第4戦

全日本ジムカーナ選手権第4戦は、広島市北部に位置するスポーツランドTAMADAが戦いの場となる。
コースはミニサーキットではあるが、昨年の全日本ジムカーナが開催されたあと大幅に拡張され、舗装も張り替えられてリニューアルされた。その新しいコースの外周・内周をほぼフルに使う設定。スタートして外周を半周して180度ターン。ターンはここだけで、あとは外周・内周を行ったり来たり、長くなったホームストレートをフルに使うなどのハイスピード設定。ゴール直前には3本パイロンスラロームが置かれたが、ここのパイロンが狭い間隔で置かれたため難易度が高く、2ヒートともここでパイロンタッチをしてしまう選手も多く見られた。
決勝日は朝から晴れ。7時頃はまだ14℃と少し肌寒い感じであったが、競技が始まる8時30分には20℃まで上がり、午後には気温31℃、路温は50℃を超えるまで上がる真夏の様な暑さの中、併設クラスを含む123台が熱戦を繰り広げた。
そんな中、PNクラスではRE-12D TYPE Aを履くPOTENZA装着勢が活躍。PN2クラスでは昨年のチャンピオン山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)が今季3勝目。また、PN3クラスでも西野洋平(86/ブリヂストン)が今季3勝目と、路気温が高くなってもグリップ力が衰えないRE-12D TYPE Aのポテンシャルの高さを証明してみせた。
また、RE-11Sを履くSA・SCクラスのPOTENZA装着勢は、FF車は駆動輪にTYPE WH2を選択。FR(MR)車はTYPE WS3を選択。SA3クラスではWS3を履いた西森顕(NSX/ブリヂストン)が今季負けなしの4連勝、SCクラスでもWS3を履いた西原正樹(インプレッサ/ブリヂストン)が3連勝と、低温から高温まで使えるWS3の守備範囲の広さを示した。また、SA4クラスではWS3を履いた菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が2位、WH2を履いた飯坂忠司(ランサー/ブリヂストン)が3位に入る活躍をみせた。

2019JGC4PN2Yamano3.JPG

<PN2クラス優勝、POTENZA RE-12D TYPE A装着>(2006年以降にJAF登録された1600cc超の2WD車。改造範囲が最も狭い)
1本目、開幕戦・第2戦を征している山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)がトップタイムを出すも、2本目に前戦優勝の河本晃一(フェアレディZ/ブリヂストン)が山野のタイムを上回る。しかしクラス最終走者の山野は更に河本のタイムを上回り、今季3勝目を挙げる。河本も2位でワンツーとなり、このクラスではRE-12D TYPE Aのデビューから4連勝。
●山野哲也「最高の一日でした。路面が新しいので相性を探すのに苦労しましたが、最終的にRE-12D TYPE Aが強いタイヤであるということが証明できたと思います。いいタイヤを作ろうとするとどうしてもレンジが狭くなってしまいがちですが、RE-12D TYPE Aは3月の寒いウェットでも今日の様に路温が50℃を超える状況でも強いというレンジの広さに僕自身脱帽してしまう出来で、開発を担った一員としてとても嬉しく思います。第4戦となったここTAMADAはシリーズを考えると重要な一戦であり、ここで勝てたということはこの後の戦いを有利に進めることが出来ますし、多くのお客様が観戦してくれている中での優勝というのは格別の思いです。」

2019JGC4PN3Nishino3.jpg

<PN3クラス優勝、POTENZA RE-12D TYPE A装着>(2012年以降にJAF登録された1600cc超2000cc以下のRWD車。改造範囲が最も狭い)
1本目は開幕戦と第3戦を征している西野洋平(86/ブリヂストン)と第2戦を征しているユウ(86/ブリヂストン)が共にパイロンタッチで下位低迷。しかし、2本目に西野はキッチリ走ってトップタイムを出し、3勝目を挙げる。このクラスでもPN2クラスと同じくRE-12D TYPE Aの4連勝。また、3位には徳永秀典(BRZ/ブリヂストン)が入り、表彰台の一角を占めた。
●西野洋平「1本目はパイロンタッチをしてしまいましたが、2本目にタイムアップできることは分かっていたので、2本目も攻めた走りをしました。タイヤもそれに応えてくれ、ゴール直前のスラロームではしっかりグリップしてくれないと厳しい状況の中、最後までタイヤがグリップしてくれたのでパイロンタッチすることなくゴールできたのが勝因ですね。路面が新しいので他のタイヤを履く選手はコントロールし辛そうに見えたのですが、RE-12D TYPE Aは路面に張り付く感じで、滑り出しも予測できたし滑る量もコントロールできました。50℃を超える路温でもグリップ力が高いというのはこの後の真夏の戦いでも安心して攻めることができますね。」

2019JGC4SA3Nishimori3.jpg

<SA3クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3装着>(1,600cc超の後輪駆動車。改造範囲が広い)
開幕から3連勝している西森顕(NSX/ブリヂストン)だが、1本目はパイロンタッチ。しかし2本目はキッチリ走ってトップタイムを出し、開幕4連勝。
●西森顕「昨年は粗い路面、高い縁石というコースだったのでそれに合わせてセッティングしてきました。ところが路面が張り替えられて新しくなったため昨年のデータが活かせず、決勝で使うタイヤの選択に悩みましたが、いろいろ履いてみて最終的に前後ともWS3というのがベストと判断しました。路温がかなり高かったにも関わらずWS3が安定してグリップしてくれたので、選択は間違っていなかったと思います。1本目にパイロンタッチしてしまい後がない状況に追い込まれ、しかも2本目は1本目より路温が上がり、ライバル達もタイムを上げてくるという中でもWS3のグリップ力に助けられてトップタイムをだすことが出来ました。」

2019JGC4SCNishihara2.jpg

<SCクラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3 装着>(改造範囲がかなり広い)
第2戦から2連勝している西原正樹(インプレッサ/ブリヂストン)が1本目からトップタイムをマーク。2本目は更にタイムを上げ、ライバルもタイムを上げてきたものの西原のタイムに届かず、西原の3連勝となる。
●西原正樹「路面とマッチするタイヤを選ぶため、WS3、WH2、12Dといろいろ試した結果、どうもこの路面には柔らかいコンパウンドのタイヤが合うらしいということが分かってきたので、WS3を選択しました。2本目には路温が50℃を超える状況でしたが、安定したグリップ力を発揮してくれ、走り終えたタイヤの踏面を見ても綺麗なので、変な滑りはなくしっかりグリップしてくれていた証拠だと思います。」

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-1クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:27℃ 2回目:44℃
  • 決勝出走:19
  • 完走:19
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 19 小俣 洋平 DL マツダ ロードスター 2 2 1:09.238
2 12 箕輪 雄介 YH マツダ ロードスター 2 2 1:10.340
3 14 斉藤 邦夫 YH マツダ ロードスター 2 2 1:10.362
4 13 小林 キュウテン YH マツダ ロードスター 2 2 1:10.544
5 9 高屋 隆一 BS Bridgestone マツダ ロードスター 2 2 1:10.733
6 16 深川 敬暢 DL マツダ ロードスター 2 2 1:10.796
7 18 福田 大輔 DL マツダ ロードスター 2 2 1:10.797
8 15 小林 規敏 BS Bridgestone マツダ ロードスター 1 1 1:11.058
9 17 上野 健司 DL マツダ ロードスター 2 2 1:11.127
10 11 山下 友秀 BS Bridgestone マツダ ロードスター 2 2 1:11.680

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-2クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:29℃ 2回目:45℃
  • 決勝出走:15
  • 完走:15
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 35 山野 哲也 BS Bridgestone アバルト124スパイダー 2 2 1:09.868
2 26 河本 晃一 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 2 2 1:10.050
3 31 工藤 典史 YH ホンダ シビック FD2 1 1 1:10.296
4 24 志賀野 浩 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 1 1 1:10.552
5 27 仲川 雅樹 YH スズキ スイフト 2 2 1:10.602
6 29 土手 啓二朗 DL スズキ スイフト 2 2 1:10.999
7 33 松本 敏 DL アバルト124スパイダー 2 2 1:11.149
8 32 中根 康仁 DL スズキ スイフト 1 1 1:11.485
9 28 井上 賢二 DL スズキ スイフト 2 2 1:11.739
10 23 中根 卓也 DL スズキ スイフト 2 2 1:11.812

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-3クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:32℃ 2回目:47℃
  • 決勝出走:22
  • 完走:22
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 58 西野 洋平 BS Bridgestone トヨタ 86 2 2 1:09.847
2 57 川北 忠 DL スバル BRZ 1 1 1:09.941
3 40 徳永 秀典 BS Bridgestone スバル BRZ 1 1 1:10.193
4 47 若林 隼人 YH スバル BRZ 2 2 1:10.285
5 55 山口 克之 DL トヨタ 86 1 1 1:10.466
6 46 松村 正吾 DL マツダ ロードスター RF 2 2 1:10.913
7 48 天満 清 YH マツダ ロードスター RF 2 2 1:10.928
8 41 難波 眞 BS Bridgestone マツダ ロードスター RF 2 2 1:11.328
9 39 加志川 隆 BS Bridgestone トヨタ 86 1 1 1:11.548
10 45 上本 昌彦 YH トヨタ 86 2 2 1:11.628

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-4クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:33℃ 2回目:49℃
  • 決勝出走:12
  • 完走:12
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 69 茅野 成樹 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:07.287
2 68 野島 孝宏 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:07.739
3 67 角岡 隆志 YH 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:09.690
4 65 柳瀬 昌樹 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:10.075
5 63 石原 昌行 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:10.441
6 52 二木 達也 DL スバル WRXSTI 2 2 1:10.650
7 62 佐伯 希 YH 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:11.251
8 61 射場 亮輔 DL スバル WRXSTI 1 1 1:11.573
9 60 迫谷 政則 YH スバル インプレッサ WRX 2 2 1:13.484
10 51 日高 洋 YH スバル インプレッサ WRX 1 1 1:14.452

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-1クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:33℃ 2回目:50℃
  • 決勝出走:7
  • 完走:7
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 73 一色 健太郎 DL ホンダ シビック EK9 2 2 1:08.959
2 76 小武 拓矢 YH ホンダ CR-X 2 2 1:10.430
3 71 織田 拓也 DL ホンダ シビック EK9 2 2 1:10.886
4 75 安木 美徳 BS Bridgestone ホンダ シビック EK9 1 1 1:10.956
5 72 服部 諒一 DL ホンダ CR-X 2 2 1:11.530
6 70 藤田 哲也 DL ホンダ シビック EK9 1 1 1:11.733
7 74 合田 尚司 YH ホンダ CR-X 1 1 1:14.594

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-2クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:35℃ 2回目:50℃
  • 決勝出走:12
  • 完走:12
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 88 若林 拳人 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:08.496
2 86 朝山 崇 DL ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:08.697
3 89 高江 淳 DL ホンダ インテグラ DC2 2 2 1:08.796
4 84 隅田 敏昭 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:09.426
5 77 井上 洋 YH ホンダ インテグラ DC2 2 2 1:10.126
6 80 前田 忍 BS Bridgestone ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:10.733
7 82 澤平 直樹 YH スズキ スイフト 2 2 1:11.137
8 78 田伏 雅樹 DL ホンダ インテグラ DC2 2 2 1:11.454
9 79 佃 真治 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:14.064
10 83 SHUN BS Bridgestone ホンダ インテグラ DC2 1 1 1:14.575

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-3クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:37℃ 2回目:50℃
  • 決勝出走:8
  • 完走:8
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 97 西森 顕 BS Bridgestone ホンダ NSX 2 2 1:08.991
2 96 久保 真吾 DL ロータス エキシージS 2 2 1:09.179
3 95 梅村 伸一郎 DL ロータス エキシージ 1 1 1:09.713
4 94 鰐部 光二 DL マツダ RX-7 1 1 1:09.921
5 90 勝田 裕貴 DL ロータス エキシージ 1 1 1:10.262
6 93 金子 進 YH ロータス エキシージ 2 2 1:11.317
7 92 野本 栄次 BS Bridgestone マツダ RX-7 1 1 1:11.417
8 91 奥 浩明 BS Bridgestone マツダ RX-7 1 1 1:11.740

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-4クラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:39℃ 2回目:51℃
  • 決勝出走:5
  • 完走:5
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 102 津川 信次 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:06.074
2 101 菱井 将文 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:06.673
3 100 飯坂 忠司 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:08.942
4 98 多田 淳 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:09.618
5 99 根岸 雅也 DL スバル インプレッサ WRX 1 1 1:12.019

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SCクラス]

決勝

  • 開催日:2019/05/12
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:40℃ 2回目:52℃
  • 決勝出走:11
  • 完走:11
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 103 西原 正樹 BS Bridgestone スバル インプレッサ WRX 2 2 1:06.682
2 104 野尻 隆司 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:07.259
3 111 大橋 渡 DL スバル インプレッサ WRX 1 1 1:07.541
4 107 尾崎 誠治 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:08.391
5 105 佐藤 英樹 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1 1:09.310
6 113 伊藤 和浩 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:10.352
7 108 町田 和雄 YH ホンダ シティ 2 2 1:11.191
8 110 高橋 和浩 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 2 1:12.797
9 106 前田 好昭 YH スズキ カプチーノ 2 2 1:14.357
10 109 牧野 タイソン DL スバル インプレッサ WRX 2 2 1:14.444