チームワークの成果で参戦2年目の藤井善豪が嬉しい初優勝!

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2021年10月03日(日) 〜 2021年10月03日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 西日本 NDクラブマン Rd.3

10月3日、岡山国際サーキットで西日本シリーズの第3戦が行われた。NDクラブマンクラスは14番グリッド(クラス3番手)からのスタートとなった99号車・藤井善豪が、クラストップで8番グリッドだった117号車・高田 将と同2番手の84号車・吉田和成を大逆転。嬉しい初優勝を飾った。

●予選
岡山の第3戦は雲ひとつない快晴に恵まれた。エントリーは23台で、チャンピオンを争うNDシリーズクラスが13台、入門者向けにレースを楽しむことを優先したNDクラブマンクラスが10台という内訳だ。
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クラブマンの59号車・倉田 優(写真右側)と、シリーズの56号車・小林太一(写真左側)は今回がデビュー戦だ。倉田は地元・岡山にあるガレージ山根が用意しているレンタルマシンでの参戦。ちなみに今回、58号車の桂 涼と125号車の小泉洋史も同じガレージのレンタルを利用している。
公式予選は10時30分からの15分間。サーキットの公式サイトでは気温24.7℃、路面温度28.6℃となっていたが、ラップモニターに表示された路面温度は36℃前後というコンディション。この条件だと、クラブマンの予選では2分を切れるかどうかが勝敗の分かれ目になると予想された。
ほぼ全車がアタック1周目(岡山ではアウトラップも計測されるためにリザルトでは2周目)を終えた段階で、クラストップタイムは2分00秒196。出したのは今年の開幕戦から参戦のルーキー、84号車の吉田和成だ。これに続いたのは第2戦でデビューした117号車の高田 将で、タイムは2分00秒531。さらに参戦2年目の189号車・ATSUSHI AKITAが2分00秒648となっていた。予選も終盤になったところで、今回のクラブマンでは唯一の表彰台経験者となる99号車・藤井善豪が2分00秒296を記録。吉田にあと一歩と迫ったところで、高田が6周目に叩き出したタイムが1分59秒748。これは総合でも8位という好タイムだ。クラス2番手は吉田で総合では13位、3番手は藤井で同じく14位、4番手はAKITAで同じく16位と続くことになった。
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●決勝
午後に入っても“晴れの国”岡山の日差しは強いままで、直前のコンディションは気温28.5℃・路面温度31.7℃・湿度37%。8周の決勝レースは予定より少し遅れ、15時44分にスタートが切られた。
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クラブマンクラスの決勝では、2周目に大きなドラマが起きた。予選クラストップで、8番グリッドからスタートした高田はオープニングラップでひとつポジションを落とすが、それでも総合9位で通過。好スタートで吉田をかわして、総合12位まで浮上した藤井との間には、まだ2台のシリーズクラスを挟んでいた。ところがこの周の高田は、シリーズクラスの経験者たちに挟まれて行き場を失い、言わばプチパニック状態に陥ってしまった様子。手元の記録ではラップタイムが2分9秒台と極端に落ち込み、総合19位で通過とある。つまり、この1周だけで10台に抜かれたことになる。
ここでクラストップに浮上したのは藤井。さらにクラス2番手スタートから一時は順位を落とした吉田も、3周目を終えた時点ではその2番手のポジションに復帰する。
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その後は藤井も吉田も、自身の前後はシリーズクラスの選手となったためにバトルを自重。昨年から参戦の藤井は初優勝で、今年から参戦の吉田も嬉しい初のポディウム登壇となった。ただ終わってみれば、3位表彰台を獲得したのは、なんと前述の高田。再びファイティングスピリットに火を灯し、3周目からは徐々に順位を挽回。7周目にはついに60号車の黒田行治を抜き返して、もちろん自身初の表彰台圏内に復帰した。その黒田が4位、さらに131号車の三好伸長が5位となり、規定によりここまでが入賞。黒田と三好も記念すべき初入賞となった。
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優勝しtた藤井選手コメント
「同じ村上チームのKAJITANI先輩のアドバイスでスタートに成功し、クルーの松浦さんのピットサインでクラス1位とわかったのが勝因です。あと、前を走っていたシリーズの梅津さんのリズムが良くて、本当に皆さんのおかげです。最終戦は誕生日記念でシリーズに出させてもらいます」と喜びを語った。
タイヤについて
「正直、横(方向の)グリップはもう少しあると嬉しいのですが、逆にそこがポイントなんですよね。タイヤの状態を体で感じやすいので学習させてもらっています」とコメントした。

今年の西日本シリーズの最後を飾る第4戦はここ岡山国際サーキットで、11月20日に開催予定。またパーティレースの次の戦いは10月24日、茨城県の筑波サーキットで東日本シリーズの第3戦と第4戦がダブルヘッダーで行われる。
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MOTOR SPORTS
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ROADSTER NR-A
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
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レース結果

コース:岡山国際サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2021/10/03
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:10
  • 完走:10
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 99 藤井 義豪 BS Bridgestone Mm&MT ロードスター 8 16'25.303
2 84 吉田 和成 BS Bridgestone NDロードスター 8 16'28.238
3 117 高田 将 BS Bridgestone EJDR☆tkdロードスター 8 16'39.838
4 60 黒田 行治 BS Bridgestone kuro稲R_GYロードスター 8 16'41.704
5 131 三好 伸長 BS Bridgestone mtRTBラブカロードスター 8 16'49.098
6 59 倉田 優 BS Bridgestone ガレージ山根 NDロードスター 8 16'53.758
7 189 ATSUSHI AKITA BS Bridgestone 子どもの笑顔ロードスター 8 16'58.068
8 90 久間 裕太郎 BS Bridgestone Q太ロードスター 8 16'58.443
9 125 小泉 洋史 BS Bridgestone ロードスター 8 17'06.660
10 136 久松 忠輝 BS Bridgestone まっさん 330 ロードスター 8 17'07.228