26歳ルーキー 村上雄飛がデビュー戦で堂々のクラス優勝

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2022年04月03日(日) 〜 2022年04月03日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 西日本 NDクラブマン Rd.1

4月3日、岡山国際サーキットでロードスター・パーティレースⅢ西日本シリーズの第1戦が行われた。NDクラブマンクラスは125号車の村上雄飛が予選からライバルを圧倒。デビュー戦ながら総合6位のグリッドからスタートし、決勝でも落ち着いた走りでクラス優勝を飾った。


●予選
昨年に引き続き、「晴れの国」にふさわしい青空に終日恵まれた開幕戦の岡山。今回のエントリーは25台で、NDクラブマンクラスには10台が出場した。125号車の村上雄飛、188号車の江本和彦の2名は今回が初めての参戦。同じく今大会がデビュー予定だった177号車の森口 晃は練習中のアクシデントで欠場となった。ちなみに江本と森口はマツ耐の強豪チームで、四国・香川に本拠を置くJRCパワースのチーム員だ。
公式予選は9時30分からの15分間。気温はまだ9.4℃だが路面温度は早くも21.1℃で、湿度57%というコンディションだった。シリーズクラスの上位陣は1分57秒台の争いになったが、クラブマンクラスでは、58秒台を記録したのがふたりだけ。中でも今回が初レースという村上がアタック2周目に1分58秒738で抜け出すと、次のラップで58秒173まで一気に短縮。これでクラストップを確定させるとともに、総合でも6位という好位置につけた。
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クラス2番手は、155号車の松原泰世でベストは1分58秒872。ただし総合では13位で、決勝では6台のシリーズクラスを挟んでの追撃となる。さらに84号車の吉田和成が1分59秒204で続いて、総合では15位。以下、90号車の久間裕太郎と60号車の黒田行治までが1分59秒台で、 総合では16位と17位。今回は規定によりクラス5位までが入賞圏内となっている。

●決勝
決勝レースの直前には気温21℃・路面温度27℃・湿度29%となった。ほぼオンタイムの12時48分にオールレッドの5連シグナルが消えてスタート。上位グリッドのシリーズクラスではいきなりドラマが起きたが、6番グリッドでクラブマンクラストップの村上は落ち着いたレース運びを見せた。オープニングラップは2台に先行を許すが、どうやらこれも想定内。その後もシリーズクラスのマシンが背後に迫ると、無理することなく進路を譲って追走に専念。それでもクラブマンではトップのまま、総合11位でチェッカーフラッグを受けた。
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一方、クラス2位以下の争いは大激戦。中でも台風の目となったのが、予選ではクラス7番手に沈んでしまった124号車の松田友明だ。2周目には松原の背後に迫り、3周目の1コーナーで抜き去って、一時はクラス2番手までジャンプアップ。松原も負けじとプレッシャーをかけ、2ラップ後の最終コーナーからホームストレートへの加速で上回って再逆転に成功した。結局、松原はグリッド通りの総合13位でフィニッシュ。村上とのギャップは5秒余りだった。
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さらにファイナルラップにはクラブマンクラスの表彰台を賭けた攻防も勃発。松田の後方に予選クラス3番手だった吉田が接近し、土壇場で0.488秒だけ前に出ることに成功した。無念の松田だが、予選順位を考えると大健闘の4位入賞。さらに規定により、クラス5位の久間までが入賞となった。デビュー戦の村上は当然として、4戦目の松原は初めての表彰台とJAFメダル獲得を喜んでいた。村上を除くこのクラブマン上位陣はシリーズクラスのマシンたちと交錯しながらのバトルだったが、今回は概ねフェアな戦いを見せてくれたことも讃えておきたい。
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2022_0403-01642.JPG●優勝した村上選手コメント
「予選ではスリップストリームのお陰で自己ベストを更新できてビックリでしたし、決勝ではシリーズの皆さんの邪魔をしないように心がけました。まだまだ自信がないので、次もクラブマンで挑戦させて欲しいです」






西日本シリーズの第2戦はここ岡山国際サーキットで、6月26日に開催予定。またパーティレースの次の戦いは早くも翌週の4月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの開幕戦と同時に、今シーズンから始まった「ジャパンツアーシリーズ」の第1戦がダブルタイトルマッチで行われる。


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レース結果

コース:岡山国際サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2022/04/03
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:10
  • 完走:10
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 125 村上 雄飛 BS Bridgestone ガレージ山根ロードスター 8 16'13.858
2 155 松原 泰世 BS Bridgestone CR55ロードスター 8 16'19.493
3 84 吉田 和成 BS Bridgestone NDロードスター 8 16'25.876
4 124 松田 友明 BS Bridgestone Nextロードスター 8 16'26.364
5 90 久間 裕太郎 BS Bridgestone Q太ロードスター 8 16'28.474
6 75 水野 智文 BS Bridgestone TCHKロードスター 8 16'28.913
7 59 倉田 優 BS Bridgestone ガレージ山根 NDロードスター 8 16'47.464
8 188 江本 和彦 BS Bridgestone JRCパワースロードスター3号 8 16'49.410
9 136 久松 忠輝 BS Bridgestone まっさん 330 ロードスターS2 8 16'51.867
10 60 黒田 行治 BS Bridgestone kuro稲R_GYロードスター 7 16'28.003