絶好調の荒川 豊がSUGOに続いて2週連続で優勝

  • 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2022年05月22日(日) 〜 2022年05月22日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 東日本 NDクラブマン Rd.2

5月22日、ロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第2戦が茨城県の筑波サーキットで行われた。16台が集まったNDクラブマンクラスは、開幕戦では4位だった荒川 豊が一転して主役の座に。1週間前にSUGOの北日本クラブマンで初優勝した勢いそのままに、ポールポジションからの完全優勝を達成した。

●予選
この週末の筑波地方の空模様は不安定だった。前日も一時激しい雨が降り、朝一番の路面は少し濡れていた。朝8時の段階では、気温17.2℃・路面温度19.8℃というコンディションだった。

第1レースのNDクラブマンの公式予選は8時20分からの15分間。序盤を支配したのが、先頭でアタックに入った169号車の國井宏樹と42号車の小林浩暢の2台だった。
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國井がアタック1周目に1分11秒957と唯一12秒を切ると、次の周に1分11秒674までタイムアップ。続いて小林が1分12秒000から1分11秒689と肉薄。このふたり以外、なかなか12秒を切ることができない。先週の北日本シリーズでクラブマンクラス優勝を果たした23号車の荒川 豊は1分12秒011を出したあと、ピットで待機に入った。

予選も半ばを過ぎてからアタックに入ったのは、ベテランの66号車・関 裕。10分過ぎに1分11秒822まで削ってくるが、トップ2にはわずかに及ばない。ところが、「國井→小林→関」の順番で決まりと思った14分40秒過ぎに、再度コースインしていた荒川が出したタイムが1分11秒199。唯一11秒台前半に入れる断トツのタイムでポールポジションを獲得した。以下、4番グリッドまでは前述の3名の順。3列目は198号車の山口 聡と181号車の横田大樹となった。

●決勝
第1レース、NDクラブマンの決勝は予定よりわずかに遅れて12時5分にスタート。正午現在は気温23.0℃・湿度60%・路面温度35.4℃というコンディションに変わっていた。
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ポールポジションの荒川は無難にスタートをまとめるが、2番グリッドの國井はオープニングラップでふたつポジションをダウン。荒川に続いて3番グリッドの小林と4番グリッドの関が順位を上げて戻ってきた。3列目の山口と横田はグリッド通りの順位で通過。クラッチミートは関と同様に抜群だった山口だが、前のスペースが窮屈になった感じでジャンプアップはならず。さらに5周目にシフトミスを犯してしまい、横田にパッシングを許してしまった。

序盤の混乱が一段落すると、上位陣は3つのグループに分かれた。荒川の背後に小林がピタリとつけ、3位の関は単独走行。
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さらに國井を先頭にした横田と山口に、39号車の仲川昌宏と140号車の小野津博之の5台が4位争いのグループを形成した。先頭の2台で当初勢いが良かったのは小林の方で、5周目にはその時点で最速の1分12秒164を記録して0.679秒差に急接近。その後9周目には0.316秒差まで迫るが、10周を過ぎるとペースダウン。12周目には一気に1.351秒差となって逆転の気配が消えた。

結局、オープニング以外で上位陣に順位の変動があったのは、前述の横田の5位浮上のみ。荒川は12周目に1分12秒039で決勝中の最速ラップの座もゲット。1.369秒後方に小林を引き連れて、5月15日のSUGO(北日本NDクラブマン第2戦)に続く2週連続の優勝をもぎ取った。
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さらにベテランの関が3位表彰台を獲得し、以下は國井、横田、山口までが入賞。今回は6名全員が過去に入賞を経験したメンバーとなった。
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●優勝した荒川選手コメント
「先週は混走だったので、前に1台もいない眺めは快感でした。1コーナーの立ち上がりでシフトアップに手間取って小林さんに抜かれそうになったのですが、なんとか逃げ切れました」
タイヤについては
「フロントが4戦目、リアが3戦目です。両方とも今日でお役御免ですが、よく持ってくれました」



東日本シリーズの第3戦は少し長いインターバルが入り、9月3日の土曜日に「第33回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」との同日開催を予定。また、パーティレースの次の戦いは西日本シリーズの第2戦で、6月26日の日曜日に岡山国際サーキットで行われる。


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レース結果

コース:筑波サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2022/05/22
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:16
  • 完走:16
  • (2.045km x 15laps = 30.675km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 23 荒川 豊 BS Bridgestone ホーショーロードスター 15 18'12.653
2 42 小林 浩暢 BS Bridgestone boobooロードスター 15 18'14.022
3 66 関 裕 BS Bridgestone TAKE&HAI ロードスター 15 18'20.420
4 169 國井 宏樹 BS Bridgestone kunishouロードスター 15 18'22.293
5 181 横田 大樹 BS Bridgestone クロノスPmGMロードスター 15 18'23.526
6 198 山口 聡 BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 15 18'24.779
7 39 仲川 昌宏 BS Bridgestone 岡本梨園ザク号ロードスター 15 18'26.714
8 140 小野津 博之 BS Bridgestone だるっ ロードスター 15 18'28.069
9 113 高居 慎司 BS Bridgestone TRES ロードスター 15 18'37.183
10 135 ザバツキ ルーカス パベル BS Bridgestone MALUSAKAロードスター 15 18'38.396
11 65 長谷川 敏一 BS Bridgestone NejiDas ロードスター 15 18'39.779
12 128 佐藤 喜洋 BS Bridgestone -Jin-ロードスター#128 15 18'42.406
13 12 松本 正弘 BS Bridgestone チーム テラモス ロードスター 15 18'54.255
14 148 間下 博寿 BS Bridgestone -Jin-ロードスター#148 15 18'55.214
15 28 大高 一乃 BS Bridgestone pttモタスポ部ロードスター 15 19'17.078
16 138 野村 純 BS Bridgestone -Jin-ロードスター#138 14 18'19.618