3年目の27歳、原山怜がポールtoウインで初優勝

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2023年11月04日(土) 〜 2023年11月04日(土)
2023年ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーRd.7&西日本シリーズRd.4 岡山 NDシリーズ

11月4日、ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズ第7戦が、西日本シリーズ第4戦とのダブルタイトルで岡山国際サーキットにて行われた。激戦のNDシリーズクラスは97号車の原山怜が初優勝をポールtoウインの独走劇で達成。今季は第3戦までチャンピオンの本多の次にチェッカーを受けていた無念を、ついに晴らすことに成功した。ランキングも逆転し、価値ある2位を獲得している。

2023年のシーズンもいよいよ最終章で、今回はどちらのシリーズも最終戦だ。チャンピオンはジャパンシリーズが35号車の箕輪卓也(今回欠場)、西日本シリーズが88号車の本多永一に決まっているが、シリーズ2位以下の最終順位をめぐる争いや、本多の連勝&最多勝記録更新の成否にも注目したい。エントリーは39台で、NDシリーズクラスは24台。賞典外の00号車の参戦についてはクラブマンクラスのレポートを参照されたい。マツダからは先週に引き続いてブランド体推進本部の藤井雅裕氏が来場。「1年間お疲れ様でした。今回はピット上にドライバーカフェを設けましたので、そちらでもお休みいただき、懇親を深めていただければ幸いです」と挨拶された。
そしてシリーズクラスでは193号車の三宅陽大(はると)が今回初出場。今年からマツダが開始した“バーチャルからリアルへの道”プロジェクトのメンバーに選出され、すでにマツ耐にはデビューしているeSPORTとの二刀流だ
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◆予選
この日のサーキットは朝方から濃い霧が発生。8時から予定されていたMFCT(マツダファン・サーキットトライアル)の走行1本目がキャンセルされた。ただ9時を過ぎる頃から空が明るくなり、パーティレースの公式予選は予定通り、9時25分からの15分間で行われた。残念ながら187号車の頭井与志範が欠場となった。計測した気温は13℃、湿度は98%、路面温度20.4℃。開始早々、モニター最上段の座には3連勝中の岡山マイスター、本多が躍り出る。アタック1周目の1分58秒277から、2周目には58秒216まで短縮。ここで一度ピットに戻った。
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その後、しばらくトップの座は変わらないが、2番手は目まぐるしく変動した。まずは本多に続いての2位を2回獲得してランキング3位で臨んでいる原山が1分58秒574で暫定2位に浮上。続いて2020年チャンピオンの110号車・末金孝夫が1分58秒506をアタック2周目に記録。さらに原山がアタック3周目に1分58秒012まで削り込んでついにトップに立った。
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ちなみに序盤は少し濡れているところもあった路面の回復を待つため、ピットでウエイティングしていた車両も数台いた。
予選も残すところ約5分。どうやら58秒台の前半でポールが決まるのかと思われたところで、待機組のひとり、33号車の惠木勇哉が1分57秒923をアタック1周目に叩き出す。
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ライバルたちも続々と1分58秒台のベストタイムを更新するが、3番手の本多のタイム(1分58秒216)がひとつ大きな壁となった。そしてチェッカーフラッグが振られ、各車が最後のアタックを終了した時点で、前述の原山が1分57秒483でベストを更新。自身初めてのポールポジションを逆転で獲得した。
以下は惠木、本多と続くが、最後の最後に原山の前を走っていた初参戦の三宅が1分58秒492まで短縮。グリッド3列目には末金と、ランキング2位で臨んでいる56号車の小林太一という順で並ぶことになった。

◆決勝
パーティレースの決勝はほぼオンタイム進行で、13時23分にローリングスタートが切られた。天候は曇りで、コンディションは気温22℃/湿度59%/路面温度27.2℃。残念ながら予選の最後にアクシデントでマシンを損傷させてしまった174号車の佐野哲也がリタイア届けを出したため、36台(賞典外の1台を含む)での決勝レースになった。
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原山と惠木という最前列の2台が明らかに加速に勝り、3番手の本多以下を1.588秒も引き離してオープニングラップを戻ってきた。その後方にはデビュー戦の三宅がピタリと背後に迫り、3列目同士は小林が直前の末金をかわしてポジションアップ。さらに予選8位の146号車・岸智裕もひとつ前のグリッドだった58号車・桂涼のパッシングに成功した。
2周目以降、上位陣は少し落ち着いた展開になった。原山と惠木のギャップは最大でも1.513秒と接近はしているものの、逆転の匂いがするまでには至らない。逆に本多と三宅の3位争いは最後まで白熱。ルーキーの三宅が厳しく追い詰めるが、チャンピオンの本多も隙を見せない。
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順位が動いたのは末金を先頭にした6位争いのバトルで、輝いたのは予選では10位に沈んだ61号車の米川直宏。4周目に桂、7周目には岸と末金を一気にパス。
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決勝中のファステストラップも獲得する見事な追い上げで、最後の入賞枠を勝ち取った。整理するとシリーズクラスは原山が参戦3年目の初優勝をポールtoウインで達成。
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惠木と本多が表彰台に上がった。さらにデビュー戦で大健闘の三宅と小林、米川までが入賞だ。
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原山選手は広島県在住の27歳で、以前はカートで全日本に出場したキャリアがあるが、4輪のレースはこのロードスターで始めて3年目。
優勝した原山選手コメント
「レースを始めて、本当に良かったと思える日になりました。来年はぜひ、このシリーズでチャンピオンを目指したいです」
タイヤについて
「ライフも十分で、ロードスターにマッチしていると思います。エアの設定でものすごく性格が変わるので、そこをもっと極めていきたいですね」

なおこの最終戦の結果、西日本シリーズの2位は原山が獲得。以下、3位に小林が後退し、4位は米川。5位には19号車の田中健太、6位には84号車の吉田和成が続いた。同じくジャパンツアーシリーズの2位は、この日は9位に終わった171号車の野村充が獲得。自己最高の2位でフィニッシュした惠木が一気に18ポイントの上乗せでランキング3位に浮上した。以下は順に63号車の吉田恭将、16号車の上田純司、81号車の瀧口智弘までが表彰対象となった。
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2023年のパーティレースもいよいよ残すのは1戦限り。11月25日の土曜日に、宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの最終戦が予定されている。



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レース結果

コース:岡山国際サーキット

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2023/11/04
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
  • 完走:23
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 97 原山 怜 BS Bridgestone RWR #5ロードスター 8 15'52.100
2 33 恵木 勇哉 BS Bridgestone プロフィスヤマ岡崎ロードスター 8 15'52.887
3 88 本多 永一 BS Bridgestone LEG Eds ロードスター 8 15'56.568
4 193 三宅 陽大 BS Bridgestone TC CORSE ロードスター 8 15'56.754
5 56 小林 太一 BS Bridgestone youサービスロードスター 8 15'59.941
6 61 米川 直宏 BS Bridgestone Mm絆ロードスター 8 16'02.764
7 110 末金 孝夫 BS Bridgestone KMAXやじま電機ロードスター 8 16'04.814
8 146 岸 智裕 BS Bridgestone KRTKロードスター 8 16'04.953
9 58 桂 涼 BS Bridgestone サンデボーテG山根ロードスター 8 16'06.032
10 171 野村 充 BS Bridgestone HC・RACINGロードスター 8 16'09.509
11 14 菊池 崚斗 BS Bridgestone ニワレーシングロードスター 8 16'10.153
12 59 村上 元気 BS Bridgestone ガレージ山根ロードスター 8 16'14.596
13 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 8 16'14.718
14 19 田中 健太 BS Bridgestone 祝ランテ30KMRロードスター 8 16'15.184
15 89 鈴木 大智 BS Bridgestone OKわーくすM・Yロードスター 8 16'15.545
16 50 八木 淳 BS Bridgestone 走環開PFロードスター 8 16'15.833
17 84 吉田 和成 BS Bridgestone NDロードスター 8 16'16.115
18 99 藤井 義豪 BS Bridgestone Mmまっつんロードスター 8 16'16.846
19 45 黒原 崇正 BS Bridgestone HSR建具屋datロードスター 8 16'28.830
20 112 本山 賢一郎 BS Bridgestone 九州美包ロードスター メッカ 8 16'33.782
21 142 石井 和仁 BS Bridgestone FSRスンバドアロードスター 8 16'37.803
22 124 松田 友明 BS Bridgestone SSRTロードスター 8 16'40.530
23 63 吉田 恭将 BS Bridgestone 村上モータースロードスター 8 16'46.566