2023年ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーRd.5 AP NDクラブマン

ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズは、第4戦の北海道・十勝スピードウェイから一気に日本列島を南下。8月13日に大分県のオートポリスで第5戦が開催された。NDクラブマンクラスを制したのは194号車の山根正和。ご子息の125号車・山根 涼と初めてのマッチアップだったが、予選から頭ひとつ抜けだしての完勝だった。

参加5台のNDクラブマンクラスだったが、今回シリーズクラスも含めて唯一の初参加が93号車の谷口 亮で、佐賀県からのエントリー。「コロナ禍でもサーキットならリスクが低いので、走りにきているうちにロードスターに魅力を感じました。レースは初めてなので、ご迷惑をかけないように頑張ります」とブリーフィングの席で挨拶すると、他の参加者たちからの温かい拍手で迎えられた。

◆予選
公式予選は9時20分からの15分間で、日陰のピットでも気温24.5℃・湿度68%・路面温度36.2℃というコンディションを計測。岡山でガレージとともにパーティレース車両のレンタルを営んでいる山根正和は、クラス2位だった昨年に続いての参戦。さらに2021年の西日本開幕戦のクラブマンで優勝（総合でも2位！）というキャリアの持ち主は2分24秒829で総合でも6番手で、十勝でシリーズを制した滝口智弘、昨年の東日本チャンピオンの上田純司を後ろのグリッドに追いやっての快挙だ。
クラス2番手は今年の西日本開幕戦クラブマンで2位と好調の90号車・久間裕太郎で、タイムは2分25秒403。3番手は181号車・横田大樹で2分26秒437。同じく西日本の第2戦で鮮やかにデビューウインを飾った125号車・山根 涼は振るわずにクラス4位となり、谷口は最後尾グリッドから決勝をスタートする。ちなみに今回はパーティレース史上初めて、ともに優勝を果たしている親子が実戦での初対決となった。

◆決勝
決勝は12時39分にスタートが切られた。日陰のピットで計測した気温は28.6℃、湿度は58%、そして路面温度は56℃まで上昇。ドライバーはもちろん、マシンやタイヤにも厳しいコンディションとなった。「シリーズクラスの方が迫ってきたら譲ります」と宣言していた通り、山根正和はオープニングラップで前述の滝口を先に行かせて総合7位で通過。さらに2周目にもシリーズの33号車・恵木勇哉に進路を譲ったが、クラブマン首位の座は揺るがない。一方でクラス2番手の争いは最初から動いた。横田が久間とシリーズクラスの1台を一気にパスして先行。

さらに山根 涼もこれに続くカタチとなり、クラブマン同士の3台が数珠つなぎとなって2周目に突入していった。その2周目には久間が横田を抜き返してクラス2位の座を奪還。さらに3周目には山根 涼が横田をパスして、久間を次第に追い詰めていく展開になった。

結局、山根正和は総合でも6位というポジションで、2年ぶりにクラブマンクラスを制覇。2位には久間が最後は山根 涼を少し引き離してチェッカーを受けた。
またクラス3位の山根 涼も暫定表彰式には登壇。父とともにシャンパンファイトを楽しんだが、5台でのレースということで、JAFの規定により表彰対象は2位の久間までとなった。

優勝した山根正和選手コメント
「前回の岡山では息子が優勝したので、ここは父親の自分が勝たないといけないと思って頑張りました。次からはもっと練習して、シリーズの皆さんに挑戦したいと思います」
タイヤについて
「尖ったところがないので、このクルマやパーティレースには最適なんじゃないかと思います。ふだん使いや雨でもいけますから」

ジャパンツアーシリーズの第6戦は9月24日に、静岡県の富士スピードウェイにて開催。またパーティレースの次の戦いは今回も次の週末で、8月20日に岡山国際サーキットで西日本シリーズの第3戦が予定されている。




MAZDA MOTOR SPORTS
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MAZDA ROADSTER NR-A
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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