デビュー2戦目の安西がポールtoウインの快挙達成

  • 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2024年09月21日(土) 〜 2024年09月21日(土)
2024年ロードスター・パーティレースⅢ 東日本シリーズRd.3 NDクラブマン

2024年シリーズの折り返しとなる「ロードスター・パーティレースⅢ 東日本シリーズ」の第3戦が、茨城県の筑波サーキットで開催された。このNDクラブマンクラスでも各所で熱いバトルが勃発。中でも一番の輝きを見せたのがデビュー2戦目の102号車・安西柊馬。予選から高い目標を掲げて見事ポールポジションを獲得し、決勝も第2戦ウイナーの猛追を凌ぎ切っての15周の逃走劇は“アッパレ”と言えるだろう。

今回は全体でも55台という大盛況だったが、NDクラブマンクラスにも18台がエントリー。その中で黒いスーツとアンダーウエアのふたりは、今回が初出場となった。
045A9015.JPG
朝一番のブリーフィングでは恒例により、2号車の佐藤雅士(左)と206号車の木村光孝(右)が、全員の前で自己紹介を兼ねて挨拶を行ったが、先輩たちから拍手で歓迎されたことは言うまでもない。

●予選
この日はメディア対抗4時間耐久レースとの同日開催のため、パーティレースの時間割はかなりタイト。NCシリーズの予選が終了した5分後には、NDクラブマンの予選が始まった。
計測1周目で安西が1分12秒028でモニター最上段に躍り出ると、昨年までNCシリーズに出場していた15号車の亀山晃代が1分12秒102、第2戦を制した205号車の宮井理充が1分12秒183でこれに続いた。
計測2周目には、こちらも一昨年までNCで出場していた129号車の島崎 徹が1分12秒054をマークして2番手に浮上。その後も各車は周回を続けてタイムアップを図るものの、上位陣の順位には動きが見られなかった。
そして計測4周目には、すでに暫定トップの安西が1分11秒723までタイムを削ることに成功。自身初のポールポジションを盤石なものにした。
計測6周目に宮井が1分12秒079まで削り込むが、島崎も1分11秒927とタイムを更新して2番手の座は変わらない。さらに4番手には計測1周目のタイムで亀山が残ったが、5番グリッドはルーキーの佐藤が1分12秒186で獲得。
6番手にはクラブマン優勝歴がある41号車の的場雅仁が1分12秒191で滑り込んだ。新旧ドライバーに紅一点の亀山を加えて、個性豊かなメンバーが入賞圏内のグリッドに僅差でひしめくことになった。

●決勝
NCシリーズの決勝レースが終わり、わずか5分間のインターバルを挟んでNDクラブマンのコースインが開始された。
約10分間のスタート進行が終わると、15周で争われる決勝が11時17分にバトル開始となった。
11時の時点のコンディションは気温28.2℃/湿度75%/路面温度44.5℃で、天候は曇りのままとなっている。
各車とも順調なスタートを決めたと思われた直後、1コーナーで2番グリッドからスタートした島崎がスピンして、最後尾まで下がってしまう。
IMG_7758.JPG
その結果、前戦のウイナーで3番グリッドだった宮井が労せずして2位に浮上。
IMG_6521.JPG
さらにその後方では大きく順位変動したドライバーも多く、的場と予選8番手だった42号車の小林浩暢、同じく12番手グリッドだった115号車の川口眞輝がそれぞれ3つ、27号車のISHIKAWAが2つポジションを上げた。
ポールの安西と宮井は序盤、1秒前後の差を維持して3番手以下を引き離していく。
そしてタイヤを温存していた宮井が10周目以降はその差をジワリジワリと詰めていったが、安西も粘りを見せた。
IMG_7916.JPG
最後はコンマ2秒差まで追い詰められながらも、安西がデビュー2戦目でのポールtoウインを果たした。
IMG_7968.JPG
以下、3位にはスタートで大きく上げた順位を守り抜いた的場が表彰台に登壇。
HIRO6806.JPG
さらに4位に亀山、5位にはルーキーの佐藤、6位には小林が入賞した。

045A3516.JPG

優勝した安西選手コメント
「最後はタイヤが厳しくなって迫られましたが、なんとかミスなく逃げ切れてホッとしています。次に筑波で出る時はシリーズに挑戦してみたいです」
タイヤについて
「実は普段はもっとハイパワーなクルマにRE-71RSを履いていますが、このアドレナリンの方が街乗りでは静かでグリップもちょうどいいです。サーキットでも縦グリップはそこそこありますけど、やはり横方向はコントロールしてあげる必要がありますね」

なお、今回の決勝を9位でフィニッシュした川口眞輝は、“通算10シーズン以上かつ30戦以上”という条件を満たしたために、「Great Party Racer賞」がビースポーツの三城伸之代表から贈られた。
045A3771.JPG
東日本シリーズの今季最終となる第4戦は、10月27日の日曜日に筑波サーキットで開催される。


Brand_Mark_Vertical_Primary_ver1.1.png
MAZDA MOTOR SPORTS
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/
MAZDA ROADSTER NR-A
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade/nr-a/

pr3_logo1.gif
MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
https://www.party-race.com/

https___imgix-proxy_n8s_jp_DSXZZO5425102010012020000000-KB2.jpg
BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re004/

レース結果

コース:筑波サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2024/09/21
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:17
  • 完走:17
  • (2.045km x 15laps = 30.675km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 102 安西 柊馬 BS Bridgestone ほいほいレーシングロードスター 15 18'14.650
2 205 宮井 理充 BS Bridgestone ユニツイロードスター 15 18'14.886
3 41 的場 雅仁 BS Bridgestone gssロードスター 15 18'25.645
4 15 亀山 晃代 BS Bridgestone プロセスR&Tロードスター 15 18'26.887
5 2 佐藤 雅士 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 15 18'27.279
6 42 小林 浩暢 BS Bridgestone boobooロードスター 15 18'27.657
7 141 秋葉 英貴 BS Bridgestone AUTOCAFEロードスター 15 18'28.227
8 27 ISHIKAWA BS Bridgestone パニパニロードスター 15 18'39.982
9 115 川口 眞輝 BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 15 18'42.674
10 129 島崎 徹 BS Bridgestone ノービス走☆SAロードスター 15 18'43.917
11 120 森 和郎 BS Bridgestone はじめてのロードスター 15 18'43.917
12 113 高居 慎司 BS Bridgestone TRES ロードスター 15 18'44.339
13 206 木村 光孝 BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 15 18'48.082
14 162 西塚 昌弘 BS Bridgestone ELEVレーシングロードスター 15 18'53.928
15 172 石田 淳 BS Bridgestone Starfieldロードスター 15 18'54.217
16 70 塚本 明善 BS Bridgestone おじじロードスター 14 18'24.845
17 74 黒木 寿成 BS Bridgestone Toshi74ロードスター 14 19'17.367