北海道勢同士の激闘を制し、石坂俊介が歓喜のキャリア初優勝

  • 開催場所:十勝スピードウェイ
  • 開催日:2026年08月02日(日) 〜 2026年08月02日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.6 NDクラブマン

北海道・更別村の十勝スピードウェイを舞台に、8月2日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズ第6戦が開催された。エントリー6台という少数精鋭のNDクラブマンクラスで勝利をつかんだのは、274号車の石坂俊介。予選クラス2番手から決勝スタートで一気に順位を上げると、地元勢同士の激しいトップ争いを制し、念願のキャリア初優勝を飾った。

十勝スピードウェイは北海道内唯一のJAF公認サーキット。2008年まではスーパー耐久シリーズの24時間レースがここで開催されていたが、現在はGR86/BRZカップやYarisカップなどがクラブマンコースで行われている。2023年から開催されているパーティレースは、クラブマンコースとジュニアコースをつなげた全長5.091kmのグランプリコースでの戦いだ。今回は「MAZDAオール北海道ファンフェスタ2026 IN 十勝スピードウェイ」との併催で、エントリーはNDクラブマンクラスが6台、NDシリーズクラスが11台の計17台となった。

日本列島が猛暑に見舞われている中でも十勝は過ごしやすく、この日の最高気温は24℃ほどの予報。朝から曇り空だったが雨が降る気配はなく、路面はドライで、公式予選は予定どおり行われる見込みとなった。公式予選を前に行われた早朝のブリーフィングでは、パーティレース恒例の初参加選手紹介も行われた。
今回初参加となる選手は2名。166号車の越前 翔は「地元のコースですがパーティレースに参加するのは初めてなので、楽しくてカッコいいレースがしたいと思います」と意気込みを語った。268号車の平澤孝明も「皆さんに迷惑をかけないように、頑張りたいと思います」と挨拶し、先輩たちからは温かい拍手が送られた。
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●予選
公式予選は8時ちょうどからの20分間。路面はドライで、気温16.7℃/路面温度23.0℃/湿度76.1%というコンディションだった。その序盤、2分40秒342を記録してクラストップに立ったのは274号車の石坂俊介。昨年の十勝ラウンドでもクラブマンで2位という実績を持っているが、その時点では総合でも4番手と健闘。これに少し離れて初参加の越前が2分42秒578、さらに4号車のRYUZABUROが2分42秒952で続いていた。
ところが終盤、一度ピットに戻って内圧を調整した越前が2分40秒091を記録して大逆転。
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クラストップに立つとともに、総合でも9位に浮上した。石坂も2分40秒138まで削り込んだが、わずかに及ばずクラス2番手。RYUZABUROも2分40秒976までタイムを縮めたものの、3番手は変わらなかった。
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なお総合では石坂が11位、RYUZABUROが13位で、間にシリーズクラスのマシンを1台ずつ挟んでのスタートとなった。以下は総合15位から17位まで、285号車の上田浩司、280号車の加藤健太郎、もうひとりのルーキー平澤という順番だ。
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●決勝
予選終了後、雲が少なくなり晴れ渡った十勝スピードウェイ。決勝直前のコンディションは気温17.8℃/路面温度39.0℃/湿度66.1%となった。急速に路面温度が上昇し、決勝中にもさらに上がり続けることが予想された。各ドライバーがどのようなタイヤ内圧で決勝レースに臨むかも、勝負を左右する重要な要素となりそうだ。
10時40分に定刻通りコースインを開始。この1周は、ピットロードからグリッドへ向かうパレードランとして行われた。
今回は本大会の冠スポンサーである北海道マツダ販売株式会社のゲストを招く特別企画として、約10名の新入社員が各車の助手席に同乗。決勝を目前にしたマシンとともに十勝スピードウェイのグランプリコースを体験する、ファンフェスタならではの貴重な時間となった。
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グリッドに到着して同乗者を降ろすと、いよいよ決勝レースに向けたスタート進行へ。全車はセーフティカー(SC)の先導でローリングラップを開始し、SCはその周にピットイン。各車はSCの速度に合わせて隊列を整えながらコースを走行し、シグナルがレッドからグリーンに変わった瞬間から9周のレースが開始となる。ただしストレート上のコントロールラインと呼ばれる白線まで追い越しはNG。追い越しが可能となるのは、その先からだ。
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クラブマンクラスは、スタート直後の1周目に石坂が越前をかわしてトップに立った。しかし一気に引き離すことはできず、石坂と越前はテール・トゥ・ノーズの接近戦を展開する。
3周目には、4番手スタートの上田がスピンを喫してクラス5位に後退。5周目には越前が石坂を抜き返して首位に復帰した。北海道在住で同い年という両者のバトルはその後も続き、6周目には再び石坂が越前をパッシング。抜いて抜き返す応酬が、クラブマンクラス最大の見どころとなった。
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その後、石坂は越前を振り切ってファイナルラップへ。越前はここでやや差を広げられ、勝負は決した。石坂は最後まで安定した走りを崩さず、クラブマンクラスのトップチェッカーを受けた。
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2位には、最終的に約3.5秒差で初参加の越前が続いた。さらに3位にはRYUZABUROが粘りの走りで入り、規定によりここまでが入賞。
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以下、加藤、上田、もうひとりのルーキー平澤と続き、クラス全員が完走を果たした。

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●優勝した石坂選手のコメント
「スタート直後にトップに立つことができましたが、少しオーバーステア気味でペースを上げられず、越前選手に抜かれてしまいました。それでもフロントタイヤがタレてきて、ハンドリングバランスが良くなった頃に再度勝負を仕掛けようと思っていたら、狙い通りに勝つことができました」
タイヤについて
「新しい005ですが、以前の004に対してピークグリップの高さを感じます。また内圧のセットでハンドリングを変えることができるので、前後で差を付けたりして、グリップのバランスを上手く取ることが大切だと思います」

残り2戦となったジャパンツアーシリーズは、9月13日に大分県のオートポリスで第7戦を迎える。なおパーティレースの次戦は8月30日、茨城県の筑波サーキットで東日本シリーズ第2戦として行われる。
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レース結果

コース:十勝スピードウェイ

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2026/08/02
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:6
  • 完走:6
  • (5.091km x 9laps = 45.819km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 274 石坂 俊介 BS Bridgestone atexロードスター 9 24:35.810
2 166 越前 翔 BS Bridgestone マルテンサイトロードスター 9 24:39.395
3 4 RYUZABURO BS Bridgestone ゼロポイントワンロードスター 9 25:08.376
4 280 加藤 健太郎 BS Bridgestone IDSレイルEDロードスター 9 25:10.008
5 285 上田 浩司 BS Bridgestone アンドリーガル ロードスター 9 25:35.321
6 268 平澤 孝明 BS Bridgestone マツダロードスターNR-A 9 25:45.775