クラス3は川口、クラス4は石川が逆転で優勝
- 開催場所:オートポリス
- 開催日:2023年03月26日(日) 〜 2023年03月26日(日)
オートポリス86/BRZレースは、3月26日に開催された「ゴールドカップレース第1戦」の最終レースとして行われ、ポテンザRE71-RSのワンメイクレースであるクラス3(TGR86/BRZレース2021年クラブマン規定車両)では#47川口保が、またクラス4(JAFスピードB車両)では#131石川裕剛がそれぞれ逆転で優勝した。
前日まで春らしい暖かい陽気だったオートポリスだったが、この日は朝から雲の中に入り視界不良の状態で、気温も7℃と冷えた。時おり降る雨のためにコースもウェットコンディションとなり、予定されていたPCJ-CUPレースとBoon!×2 street 1500タイムトライアルは中止となってしまった。しかし午後からは天候も回復しピットロードから1コーナー付近までの視程もあり、スーパーFJとVITA、そしてオートポリス86/BRZは予選が行われることとなった。
オートポリス86/BRZ第1戦には、クラス2(新型86/BRZのJAFスピードB車両)に1台、クラス3に9台、クラス4に10台の計20台がエントリーした。特にクラス3とクラス4は昨年中盤からエントリーが増え毎戦合計20台ほどを集めるようになり活気が出てきた。ウェットコンディションの予選でポールポジションを獲得したのは、昨年のクラス3チャンピオンである#583古賀正三で、TGR 86/BRZクラブマンレースの出場経験を持ち今回はスポット参戦の#47川口保が2番手、昨年シリーズ2位の#93嶋啓児が3番手につけた。5番手は昨年のクラス4シリーズ2位の#26渕上康徳、6番手は同3位の#293松永裕仁改めマツナガリッチバーンJr.、7番手は昨年チャンピオンの#131石川裕剛、8番手は#530福山哲也と4〜8番手にクラス4車両が並んだ。
スーパーFJ、VITAの決勝が終わり、この日の最終レースとなったオートポリス86/BRZ決勝は、曇りでコースはウェットパッチが何箇所か残るような状態で、走行ラインはほぼドライコンディションとなった。16時40分にフォーメーションが切られる予定だったが、4列目の#530福山がマシントラブルのためにピットロードへ押され、改めてフォーメーションがスタートとなった。16時47分に8周へ短縮された決勝がスタート。ポールの#583古賀に#113小笠が続き1コーナーへ。さらに3番手スタートの#93嶋が遅れ5番手へ順位を落とした。クラス4上位にも多少の混乱があり、#293マツナガが8番手へ順位を落としてしまった。
2周目以降クラス3トップの#583古賀を#47川口がピタリとマーク。4周目の1〜2コーナーで隙をうかがっていた#47川口は3コーナーでインを突き前に出ると、巧みに#583古賀をブロックしテール・トゥ・ノーズのバトルを展開した。抜きどころの第2ヘアピンでもしっかりとポジションを守りなかなか#583古賀に逆転のチャンスを与えない走り。
クラス4では、#26渕上に#131石川が追いつき、またスタート直後の1コーナーで片輪をグラベルに落として順位を下げていた#293マツナガがこれに追いつき3台によるバトルを展開することになった。
クラス3、クラス4とも行き詰まるトップ争いが続いたが、短縮されたレースは8周でチェッカー。クラス3は#47川口が#583古賀を0.264差で振り切り優勝(総合2位)。3位にはペースが上がらず苦戦した#93嶋がゴールした。4位以下は#3泉田進、#71内藤堅司、#133鶴島颯人の順でチェッカーを受けた。またクラス4はファイナルラップの最終コーナーでトップの#26渕上が痛恨のシフトミス。ここでインを突いた#131石川が前に出て逆転で優勝。#293マツナガも膨らんだ#26渕上をコントロールラインまでにかわして2位となった。3台による4位争いは、#31鍬崎辰朗、#91小柳信行、#358植田康弘の順でチェッカーとなった。ピットスタートとなった#530福山は最後尾から追い上げ総合14位、クラス7位でゴールした。
写真右側が川口選手
クラス3優勝ドライバー川口選手コメント
「(かつてオートポリスで行われていた)N1-1600以来久しぶりの優勝で86/BRZでは初優勝なのでうれしいですね。今年は仕事も忙しいのでこの1戦だけで、あわよくば最終戦に出られればいいなと思います。追い抜いてからはずっと後ろにつかれて苦しいレースでしたが、相手もクリーンなバトルをしてくれました」
写真右側が石川選手
クラス4優勝ドライバー石川選手コメント
「(渕上選手を)抜きあぐねていたんですが、最後の最後にチャンスが来ました。クリーンなバトルができたので良かったです」
オートポリス 86/BRZ レース WEBサイト
https://autopolis.jp/ap/entry/race-car/gold-cup/
商品紹介ページ:https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re71rs/
決勝
- 開催日:2023/03/26
- 天候:Cloudy
- 路面:Wet
- 決勝出走:20
- 完走:20
- (4.674km x 8laps = 37.392km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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2 | 47 | 川口 保 | BS | トライレーシングNEO 86 ED | 8 | 18'15.069 | ||||||
3 | 583 | 古賀 正三 | BS | JHD丸田小屋86 | 8 | 18'15.334 | ||||||
4 | 131 | 石川 裕剛 | BS | FORCマロ86SPM | 8 | 18'16.510 | ||||||
5 | 293 | マツナガリッチバーンJr. | BS | ‘’JYH‘’山岳部86/FORC | 8 | 18'17.058 | ||||||
6 | 26 | 渕上 康徳 | BS | 丸田小屋 フチロク | 8 | 18'17.188 | ||||||
7 | 93 | 嶋 啓児 | BS | カローラ福岡 KEY10 ☆GRG AP86 | 8 | 18'19.900 | ||||||
8 | 3 | 泉田 進 | BS | 電盛社自動車部☆GRG AP 86 | 8 | 18'41.572 | ||||||
9 | 31 | 鍬崎 辰朗 | BS | TCH・天色86 | 8 | 18'43.453 | ||||||
10 | 91 | 小柳 信行 | BS | トヨタ自動車九州品管部86 | 8 | 18'44.446 | ||||||
11 | 358 | 植田 康弘 | BS | FORC中村石油86 | 8 | 18'44.900 | ||||||
12 | 71 | 内藤 堅司 | BS | SH-R・K7110-ZN6☆86 | 8 | 18'47.372 | ||||||
13 | 133 | 鶴島 颯人 | BS | ベンチ暖め係FORC 86 | 8 | 18'55.223 | ||||||
14 | 530 | 福山 哲也 | BS | ZN6 | 8 | 19'01.943 | ||||||
15 | 7 | 田中 悠葵 | BS | BersercarナナFORC86 | 8 | 19'02.923 | ||||||
16 | 150 | 中嶋 慎次 | BS | トップギアBRZ with 福岡スバル | 8 | 19'26.251 | ||||||
17 | 39 | T-HIDE | BS | 電盛・パラボラ☆GRG AP86 | 8 | 19'26.520 | ||||||
18 | 51 | 宮原 光 | BS | (株)宮原機工86 | 8 | 19'28.750 | ||||||
19 | 24 | 境 さつき | BS | SPM/FORCさつき86 | 8 | 19'29.081 | ||||||
20 | 30 | 古賀 寛之 | BS | U-マルッ86@FORC | 8 | 19'29.645 |