スリック、カットスリック、インターミディエイト、ウェットの各タイヤ。

を上げなくてはならなかった。ライバルのミシュランを装着する他自動車メーカー、アルファ・ロメオ、オペル陣営のマシンは、4輪駆動であり、メルセデス・ベンツは、フロント・エンジン、リヤ駆動の2輪駆動だ。時として2輪駆動劣勢の状況があっても、ハンドリングとトラクション性能をフルに発揮するブリヂストンのレーシングタイヤは、メルセデス・ベンツを強力にサポートし、ミシュランとの闘いに勝ち、栄光をもたらした。
 参戦初年度は状況がまだ判らずに困難に直面することもあったが、それを短時間で克服、結果に結びつけてメーカータイトル獲得に貢献するこ

とができた。そして1994年終了までにドライバーズタイトルを2回、メーカータイトルを3回AMGメルセデス・ベンツが獲得している。1995年シーズンではベルント・シュナイダー選手がDTMとITCの両タイトルを獲得、メルセデス・ベンツも両シリーズのメーカータイトルを獲得している。
 翌1996年シーズンはミシュランのサポートするオペルチームがチャンピオンを獲得した。これは、4輪駆動マシンの性能がアップしてそのメリットを最大限に発揮した結果だと分析できる。また、ミシュランが19インチタイヤを開発して実戦投入をするのを見てメルセデス・ベンツもブリ

数々の栄光に輝いたAMGメルセデス・ベンツチームのドライバー、ベルント・シュナイダー。

高性能乗用車用タイヤと一緒にポーズを取るチャンピオン、シュナイダー。

タイヤのパフォーマンスは言うに及ばず、迅速かつ的確なサポートがメルセデス

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