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トラクションを重視したRE470Rを投入。 ダートトライアルは、コースを2回走行するが、非舗装のために1回目と2回目の走行では路面コンディションが異なってくる。1回目は路面上にあった砂利が数十台の車両の走行で蹴散らされ、2回目にはほとんど無くなってしまい、さらに硬質のダート路面が露出する。こうした路面条件にも対応したタイヤが望まれていたのである。 そこでRE460Rの硬質ダートでのグリップ性能をさらに高めるべくRE470Rを2003年に開発。非対称方向性パタンと、新素材の微粒径カーボンを搭載したソフトコンパウンドを採用することにより、グリップとトラクション性能の向上を実現したタイヤである。 狙いどおりRE470Rはライバル達を一蹴するパフォーマンスを発揮。2003年の全日本ダートトライアル選手権の7クラスに投入し、年間全8戦中5クラス制覇が4戦、4クラス制覇が4戦と圧倒的な強さを見せつけた。新開発のRE470Rとウェット用RE370Rで強靭なラインナップをアピール。シリーズランキングでは、5クラスでチャンピオンを獲得。これは史上初の快挙となった。 装着ユーザーからはトラクションが従来品に比べて格段に優れているという評価を受け、ダートトライアル競技で現在絶大な優位を獲得するに至った。需要に生産が間に合わないほどの人気商品となり、競技の現場でも直接オーダーしてくるユーザーが後を絶たないという状況となった。 一方、近年のラリーではターマック化が進み、ジムカーナ競技&サーキット用Sタイヤの使用を認めるイベントが増え、RE55Sの活躍の舞台が広がった。 |
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POTENZA RE461R。2001年発売。 近年増加傾向にある舗装路ラリー、ダートトライアルの硬質路面用に開発された。 |
POTENZA RE470R。2003年発売。 最近の硬質路面性能をRE460Rより大幅に向上させ、ユーザーに高い評価を得ている。 2003年には全日本ダートトライアルで5クラス制覇を果した。 |
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