全日本モトクロス選手権 最終戦 関東大会が開催されている埼玉県オフロードビレッジ。
前日の予選日と比べると風がほとんどなく、快晴で気温が上がり少し暖かく感じる。
IA2クラスは昨年のチャンピオンで現在ランキングトップ、予選総合トップの#1 横山 遥希 (Ka,DL)がこのレースで3位以内に入ればチャンピオン獲得が決定するが、ランキング2位のBS勢#36 大城 魁之輔 (Ho,BS)は予選総合2位と#1 横山に迫る走りで、チャンピオン獲得を何としても阻止したい。
決勝レース ヒートⅠは9:50から予定通りにスタートが切られた。
スタート直後、大集団で1コーナーをクリアし、最初のジャンプでいきなりアクシデントが発生。数台が転倒した影響で赤旗が提示され、1周目に中断となる波乱のスタートとなった。
約15分の中断後にレースは仕切り直し、30分+1周のレースが再スタートとなるが、今度は1コーナーでランキングトップの#1 横山が大きく出遅れる。
1周目トップで帰ってきたのは#931 平山 力 (Ka,DL)、2番手に#39 内田 篤基 (Su,DL)、3番手にルーキーゼッケンをつける#02 袴田 哲弥 (Ya,DL)が好スタート、逆転チャンピオンを狙う#36 大城は6番手で通過する。
2周目に#39 内田、3周目に#02 袴田とトップは目まぐるしく入れ替わる激しい展開となるが、5周目には再び#39 内田がトップとなり、後続を引き離し始める。BS勢の#36 大城は5周目には3位、7周目には2位に浮上。#1 横山は5周目に10位まで順位を挽回すると、レース中盤の10周目には6位まで順位を回復。
#39 内田と#36 大城のトップ争いは13周目まで続くか、その間に後ろに#1 横山が迫って来ており、14周目には#36 大城の前に上がり2位、17周目にはついにトップまで上がる。逃げる#1 横山を追う#36 大城は18周目に2位に上がるが、#1 横山はすでに逃げている状況。
30分+1周のレースは#1 横山がトップでチェッカーを受け、今シーズンのチャンピオンが決定。2位には最後までタイトル争いを諦めなかったBS勢の#36 大城、3位に#39 内田の結果となった。
IA2クラス決勝ヒートⅠ TOP10の結果は以下の通り
P1:#1 横山 遥希 Team Kawasaki R&D (Ka,DL)
P2:#36 大城 魁之輔 Bells Racing (Ho,BS)
P3:#39 内田 篤基 SRM マウンテンライダーズ (Su,DL)
P4:#52 岸 桐我 TEAM KOH-Z (Ya,DL)
P5:#47 西條 悠人 ピュアテックレーシング (Ka,DL)
P6:#41 浅井 亮太 bLU cRU フライングドルフィン サイセイ (Ya,DL)
P7:#931 平山 力 グリーンクラブ RC弘前&TSF (Ka,BS)
P8:#01 中島 漱也 YAMALUBE RACING TEAM with レーシングチーム鷹 (Ya,DL)
P9:#63 真野 凌輔 マウンテンライダーズ (Su,DL)
P10:#40 川上 龍司 藤原タイヤセンター (Ya,DL)