僅か1ポイント差とタイトル争いが大接戦となっている全日本モトクロスの最高峰IA1クラス。
BSサポートライダーであるランキングトップ#1 山本鯨(Ho,BS)とランキング2位の#2 富田俊樹(Ya,DL)の争いに注目が集まる。
ヒートⅠのスタート、ホールショットはBS勢の#1 山本。2位に#2 富田、3位にランキング3位の#3 渡辺祐介(Ya,DL)とチャンピオン獲得のチャンスがあるライダーが好スタート。
25分+1周のレース、序盤は#1 山本が少し引き離してトップを維持。2位 #2 富田と3位 #3 渡辺の後方にはタイトル獲得に僅かなチャンスを残す#5 能塚智寛(Ka,DL)が追走。
レース中盤になるとトップ#1 山本と2位 #2 富田の差は詰まり始め、その差1秒強まで縮まる。二人の接戦戦が展開される中、レース後半に入ると3位に#5 能塚が浮上しトップ2台との差を詰めて来る。
最終ラップに入る直前、#2 富田が登り区間でトップに立ち、その直後に#1 山本の順で残り1周に突入。ラムソンジャンプ後の下り、コーナー進入のブレーキングで#1 山本がインに入り、再びトップへ。大接戦の2台の戦いと思われたが、その後ろに迫っていた#5 能塚がコース中盤に#2 富田の前に出て2位に上がる。
トップ#1 山本と#5 能塚は僅差のままコース後半を走行。最終コーナーをイン側から立ち上がった#1 山本とアウトのラインを取った#5 能塚は僅差のまま最後の登り区間を駆け上がり、僅か0.11秒差で#1 山本がトップでチェッカー。2位 #5 能塚、3位 #2 富田となった。
この結果、#1 山本と#2 富田のポイントは10ポイント差に拡大。ヒートⅡで#2 富田が優勝した場合、#1 山本は3位以上でチャンピオンが確定する。
IA1クラス決勝レースヒートⅠ 暫定結果は以下の通り