全日本モトクロス選手権の最高峰 IA1クラスは10ポイント差で最後のレースを迎えた。
BSサポートライダーの#1 山本鯨(Ho,BS)はライバルの#2 富田俊樹(Ya,DL)が優勝しても3位以内でチャンピオンが確定する。
大勢の観客が注目するスタート。ホールショットはタイトルを争う#2 富田が好スタート、2位に#4 小方誠(Ho,DL)、3位に#1 山本が続く。
#1 山本はすぐに2位に上がり、1周目からタイトル争いの2人が激しいトップ争いを展開。コース中盤でラインを交錯しながら#1 山本がトップに立ちレースをリードしようとするが、次のコーナーで#2 富田がインから抜き返す。
その直後に#1 山本はフロントが切れ込むような動きで転倒!#2 富田はトップに立ち、転倒した#1 山本は20位以下まで順位を落としてしまった。
レース序盤、トップ#2 富田に続き、チームメイトの#3 渡辺祐介(Ya,DL)が2位に浮上、#5 能塚智寛(Ka,DL)が3位を走行している。
転倒した#1 山本はファステストラップを出しながら周回毎に順位を挽回。転倒した2周後には8位、翌周には5位、残り12分の頃には4位まで上がってきた。
トップは#2 富田がポジションをキープしたまま周回を重ねるが、後半に入ると#5 能塚が2位に上がり、トップ#2 富田を追走。#1 山本は自力でチャンピオンを獲得するには3位まで上がらなければいけないが、3位と約5秒の差が詰まらなくなってきた。
#1 山本のタイトル獲得には#2 富田の順位次第となったが、残り2周を切った所で#5 能塚がトップ#2 富田に急接近!
そしてラムソンジャンプ後の下りコーナー進入で#5 能塚が前に出て遂にトップが入れ替わり、この2人は激しく争いながら最終ラップへ。#1 山本は4位のまま最終ラップに入り、チャンピオン獲得は#5 能塚の順位次第となっている。その#5 能塚は僅かなリードを保ったままトップをキープし、そのままの順位でゴール。2位に#2 富田、3位に#3 渡辺がチェッカー。
4位に#1 山本がゴールし、3ポイント差で2021年のIA1クラスタイトルを獲得した。
IA1クラス決勝レースヒートⅡ 暫定結果は以下の通り