全日本モトクロス選手権 第5戦 HSR九州大会、IA1クラスのヒートⅠ。当初のタイムスケジュール通り10時10分にレース進行が開始。今大会はIA1クラスは3ヒート制のため15分+1周の周回数が少ないスプリントレース、そのためスタートがいつもより重要となるので緊迫感のあるなかレースがスタート。
スタート位置はインから#2富田 (Ya,BS)、#4渡辺 (Ya,BS)、#7大塚 (Ho,BS)、#25内田(Ka,BS)、#3能塚 (Ka,DL)。一方で予選2位通過の#22大城(Ho,BS)そして#8星野 (Ya,BS)が中盤を選択。好スタートを切ったのは中盤から一気に飛び出した大城、しかしインから富田と内田がすぐ脇に付け激しいトップ争いが繰り広げられる。コース中盤で内田が転倒し後退。また能塚がスタートで出遅れ最後尾からの追い上げとなる。オープニングラップから富田と大城が抜き合いを演じ、会場中が注目するなか富田がトップで戻ってくる。1周目に小島が転倒しタンカが呼ばれたが自力で戻ったがヒートⅡの出場は懸念される。
2周目に入ると大城が富田からやや遅れ、後ろを走る渡辺との差が詰まり渡辺が大城を捉える。先頭集団は富田、大城、渡辺の3名となり、その後ろに3秒ほど離れて星野、大塚、大倉が続く。残り5分となったところで最後尾だった能塚が10位まで上がってくるが、良いペースで前との差を詰めるが残り時間との勝負となる。
7周目に富田が1分50秒を出すと、負けじと大城も1分49秒でベストラップ更新し差を詰め直す。富田との差は1.3秒。残り1周で差を詰めたいところだが、富田も差を後ろを意識し差を詰められないように走り切りトップを譲ることなくチェッカー。ゴール後に富田と大城はお互いを称え、ヒートⅠを終えた。
トップは富田、2位は大城、3位が渡辺、4位に星野、5位に大塚の順位となった。午後からのヒートⅡでは雨の可能性もあり、異なるレース展開となるか要注目。
IA1クラス決勝ヒートⅠ 暫定結果は以下の通り