全日本ロードレース選手権 開幕戦もてぎ大会最後の決勝レースはブリヂストンタイヤのワンメークレースとなるST600クラス。
今年から使用される新スペック、BRIDGESTONE BATTLAX RACING R11(NHS)の全日本ロード初レースとなります。
陽が傾き始め、少し気温が下がり始めた中、15:55から18周のレースがスタート。
ホールショットを奪ったのは#50 長尾(Ya)。しかし3コーナーでは昨年チャンピオンのポールシッター#1 岡本(Ya)がトップを奪う。
今度は#50 長尾が90度コーナーでトップを奪い返し、オープニングラップを制したが2周目に入った1コーナーで再び#1 岡本が抜き返す激しいバトルを展開。
トップ2台は4周目には後続を若干引き離し、1分54秒台中盤のハイペースで周回。3番手以降は#6 南本(Ya)、#230 小山(Ho)、#55 國峰(Ho)の3台が集団を形成して走行。
レース中盤に入ってくるとトップ2台と3位以降は2秒以上の差がつき始め、マッチレースの展開に。3台の3位争いも#55 國峰が遅れ始め、5位を単独で走行。今度は後方から#57 奥田(Ka)、#40 菅原(Ya)の2台が#55 國峰との距離を詰め始め、13周目には#40 菅原が#55 國峰をパスし5位に浮上する。
しかし#40 菅原は後半に入った14周目にミスをしたのか9位に転落、変わって#57 奥田が5位に。
注目のトップ争いは#1 岡本が残り2周でスパートをかけ、追いすがる#50 長尾を突き放すことに成功。トップでゴールし昨年チャンピオンの貫録を見せるレース展開でR11の初ウィナーとなった。
2位には#50 長尾が入り、3位争いは#6 南本が表彰台の一角を獲得。4位は#230 小山、5位は最後順位を上げた#55 國峰、6位に#57 奥田が入った。