全日本ロードレース 第3戦 SUGO大会、JSB1000クラスは2レース制となっており、15:00からレース1が行われる。
気温は28℃まで上昇し、路面温度は52℃とタイヤにとっては厳しいコンディションとなってきた。
スタートして1コーナーホールショットを奪ったのは#13 高橋 (Ho, BS)。フロントローからスタートした#4 野左根 (Ya, BS)と#1 中須賀 (Ya, BS)は若干出遅れてしまう。
#13 高橋は1周目からすでに後続を引き離し始め、2周目に入った時点で約1.2秒のギャップを作る。2位は#12 加賀山 (Su, BS)だったが、2周目に1コーナーで3位を走っていた#4 野左根が前に出る。その後ろでは#1 中須賀も順位を上げ4位を走行。
トップを快走する#13 高橋は2位#4 野左根とのギャップを毎周回少しづつ広げ始め、3周を終えた時には約1.8秒、5周目には約3.6秒と独走態勢を築いていく。2位争いは#4 野左根と3位に上がってきた#1 中須賀が接近したまま走行。
7周を終えた時点で#13 高橋は約4.5秒のギャップを作り独走。その後方は#4 野左根、#1 中須賀、#23 渡辺一馬 (Ka, BS)、#26 渡辺一樹 (Su, BS)、#634 水野(Ho, BS)、#12 加賀山とBS勢が続く。
上位勢で動きが出たのは14周目、4位争いを展開していた#26 渡辺一樹がシケインで転倒。レースには復帰するが順位を大きく落としてしまう。
17周目には2位を争っていたYFRTの2人だが、#1 中須賀が前に出て#4 野左根は3位に後退。その後もこの二人の2位争いは続く展開となる。後方では#23 渡辺一馬と#634 水野の4位争いも激しくなっている展開。
25周のレースは最後まで#13 高橋が安定したハイペースで走り切り、後続に約6.8秒の差を付けて独走優勝。前戦の鈴鹿2&4から3連勝を飾った。
YFRTのチームメイト同志で争われた2位争いは前を走る#1 中須賀が#4 野左根を最後まで抑えきってゴール、その後ろで激しく4位を争っていた#23 渡辺一馬と#634 水野は最終ラップに前に出た#634 水野が4位、#23 渡辺一馬が5位でチェッカーを受けた。
暑い状況の中、上位を占めたBS勢はJSB1000クラス レース1で1~15位までを独占した。
JSB1000クラス 決勝レース1トップ10の結果は以下の通り
P1:#13 高橋 巧 Team HRC (Ho, BS)
P2:#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM (Ya, BS)
P3:#4 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM (Ya, BS)
P4:#634 水野 涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda (Ho, BS)
P5:#23 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN (Ka, BS)
P6:#12 加賀山 就臣 ヨシムラスズキMOTUL (Su, BS)
P7:#64 岩戸 亮介 Kawasaki Team GREEN (Ka, BS)
P8:#75 前田 恵助 YAMALUBE RACING TEAM (Ya, BS)
P9:#090 秋吉 耕佑 au・テルルMotoUP RT (Ho, BS)
P10:#44 関口 太郎 Team ATJ (Ho, BS)