今年の最終レース、JSB1000クラスの決勝レース2の結果を速報します。
ホールショットを奪ったのは#13 高橋 巧(Ho,BS)、2番手に#634 水野 涼(Ho,BS)が付けますが、S字からダンロップコーナーにかけての混戦の中から#090秋吉耕佑(Ho, BS)がするすると2番手まで上がっていきます。水野はペースが上がらないのか、この後の2周目で#4 野左根 航汰(Ya,BS)に、3周目では#26 渡辺 一樹(Su,BS)、その後#23 渡辺 一馬(Ka,BS)にも相次いで抜かれ我慢のレースを強いられます。
トップを高橋が2分5秒台という他より1秒ほど速いペースで独走する一方で、2番手争いが激しくなります。5周目のヘアピンを過ぎたあたりで3番手を行く#1 中須賀 克行(Ya,BS)が#4 野左根 航汰(Ya,BS)を先に行かせ、野佐根と、その前の2番手を行く秋吉のバトルが勃発します。6周目には野佐根が、7周目に中須賀が仕掛けて秋吉をかわすと、渡辺 一樹も秋吉の前に出て、トップからの順位は高橋、野左根、中須賀、渡辺一樹、秋吉、渡辺一馬というオーダーになります。8周目の2コーナーで限界ギリギリの走りを続けていた秋吉が転倒を喫すると、ここでバトルが止んでレースは落ち着きます。高橋がトップを行き、その10秒後ろを野左根、中須賀、渡辺一樹の2位集団が追いかける展開でレース中盤が過ぎていきます。
2番手争いが再開したのは17周目。日立オートモティブシステムズシケインで渡辺一樹が中須賀をパスし3番手に上がると、18周目では野佐根もパスして2番手に躍り出ますが、翌19周目の2コーナーで野佐根が再び2番手を奪い返し、渡辺はヤマハ勢2台に挟まれる3位となります。渡辺一樹はバックストレートからR130で再び野佐根をパスしにかかりますがオーバーランしてしまい、この2番手争いから遅れてしまいます。最終ラップでは中須賀が野佐根をかわし、レースは以下の順位で確定しています。
P1:#13 高橋 巧(Ho,BS)
P2:#1 中須賀 克行(Ya,BS)
P3:#4 野左根 航汰(Ya,BS)
P4:#26 渡辺 一樹(Su,BS)
P5: #23 渡辺 一馬(Ka,BS)
P6:#634 水野 涼(Ho,BS)
この結果、全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスの年間チャンピオン、文部科学大臣杯は#1 中須賀 克行(Ya,BS)選手が獲得しました。おめでとうございます!!