雨に翻弄され、スタートディレイとなったレースはチームメイト同士の激しいバトルを制した王者 中須賀選手が連勝!
2022年全日本ロードレース選手権第1戦、JSB1000決勝レース2の結果速報をお伝えします。
今にも雨が降りそうな雲が広がっている中でJSB1000クラスのスタート進行が行われ、サイティングラップに入った頃にコース上ではポツポツと雨が落ち始めた。
スタートグリッドに戻ってくる前に赤旗が提示されスタートはディレイとなる。
路面は少し濡れ始めているが、雨脚は強くならず路面上に水が溜まるほどは濡れていない難しい状況。
予定より約20分後にウエット宣言が出される中、各ライダーが再びコースイン。多くのライダーはWetタイヤに変更しているが一部はDryタイヤのままでコースインしている模様。
2周減算の21周に変更され、仕切り直しとなったスタートは#1 中須賀克行 (Ya,BS)がホールショットを奪う。滑りやすい路面状況の中、2番手以降はスタート直後からコーナー毎に順位の入れ替わりが激しいオープニングラップ。90度コーナーで#15 渡辺一樹 (Su,BS)がトップに立ち、#2 濱原颯道 (Ho,BS)も2位に上がる。
2周目のV字コーナーで#2 濱原は#15 渡辺の前に出てトップにあがり、3周目には#29 岡本裕生 (Ya,BS)が順位をあげて3位まで浮上する。
ルーキーである#29 岡本は積極的に順位を上げていく走りで、5周目までには前を走る#2 濱原とを抜きトップに。序盤トップを走っていた#1 中須賀は4位まで順位を落としていたが、徐々に順位を挽回し、中盤に入るころには2番手まで上がる。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMのチームメイトである#29 岡本と#1 中須賀の2台は3番手以降を引き離し始め、10周を終了した時点では2位と3位の差は約5秒。3位 #15 渡辺と4位を走行する#2 濱原も約5秒となっている。
トップ2台は約0.5秒の差を維持したまま周回を重ねるが、13周目の2コーナー立ち上がりで#29 岡本が縁石上で激しくマシンが降られ、その間に#1 中須賀がトップに立つ。約0.8秒と2台の差が少し広がったように見えるが、14周が終了した時には#29 岡本がファステストラップを記録し2台は再び接近戦の展開に。
後続では3位は#15 渡辺が単独で走行、17周目には4位争いを展開していた#2 濱原を#6 亀井雄大 (Ho,BS)が2コーナー立ち上がりで前に出て順位が入れ替わる。
19周目にトップ2台はファステストラップを記録しながら接近戦を展開。20周目のS字コーナーで#29 岡本が進入で前に出るが少しラインを外した瞬間に#1 中須賀が抜き返しトップを維持。
最終ラップとなる21周目、何とか抜き返すポイントを探す#29 岡本だが、トップ中須賀は隙を与えず順位を維持したままチェッカー。2位 #29 岡本、3位は#15 渡辺となった。
JSB1000クラス Race2 暫定結果は以下の通り