全日本ロードレース選手権 Rd6 オートポリス大会 J-GP3クラスは、スタートディレイにより10:55よりサイティングラップからクイックスタートに変更。周回数の変更はなく15周での実施。スケジュールに沿って10:25よりスタート進行が進み、各車グリッドに整列したところ#26上原(Ho,BS)がエンジンストップ、赤旗が降られ各車ピットに戻ってからの再スタートに。このアクシデントで上原は2番手から最後尾21番手スタートとなる。
仕切り直しとなったスタートでホールショットを取ったのは#1尾野 (Ho,DL)、#7木内 (Ho,BS)がその後ろにぴたりとついて追走。#4徳留 (Ho,BS)、#10彌榮(Ho,DL)、#5高杉 (KTM,DL)らが続く。1周目から木内が小野に対して仕掛け隙あらば前に出ようとする。コース中盤に木内が前にでるが尾野も全く引かずテイルトゥノーズの状況でメインストレートに戻ってくる。小野がストレートでサイドバイサイドになりながら1コーナーへ入るが、木内が抑え死守。トップ1-2が3位以下を引き離しデッドヒートを続けるなか、徳留、彌榮、高杉が3位集団が形成。そこになんと最後尾スタートだった上原が追い上げてきて、3周目には6位に。そして4周目にこの3位集団の3台をパスして3位まで浮上。
木内と尾野の先頭2台は0.04秒差でほぼ同じペースで周回を重ねる、そして4秒遅れて上原が付ける。そして、ここから上原が驚異の追い上げを見せる。5周目以降は毎周ジワジワ先頭集団との差を詰め、11周目にはなんと1秒差まで詰めると、12周目についに先頭手段を捉えついに3台での首位争いに発展。
13、14周目までは3台がお互いに抜き合う状況が続き、最終15周目に最初に仕掛けたのは尾野が先行すると、木内と上原がイントとアウト両方から各コーナーで前に出ようとする。最終ラップも終盤、小野がミスして木内が差を詰めメインストレートに2台横並びで帰ってくる。2台の差はわずか0.005秒差で尾野が激戦を制した。2位は木内、3位は上原が最後尾からの追い上げで見事に入賞を果たした。
ラスト3周は誰がトップに立つのか分からない状況に、会場中が見守る素晴らしいレースとなりました。
J-GP3クラス決勝レース 暫定結果は以下の通り