全日本ロードレース選手権 Rd6 オートポリス大会 JSB1000クラスの決勝レース。予定通り13時50分からレース進行が行われ、グリッドに整列するライダーの中に予選で転倒した岡本の姿は残念ながら無くフロントローには中須賀、榎戸、渡辺が付く。榎戸は初のフロントローに緊張気味。そしてウォームアップラップが終わりいよいよ18周のレースがスタートというところで、榎戸がピットに入るまさかの展開となりグリッドは空席のままレースがスタート。
ホールショットは#6亀井 (Ho,BS)、2番手は#1中須賀(Ya,BS)が付ける。次いで#27作本(Ho,BS)、#8岩田 (Ho,BS)、#15渡辺(Su,BS)、#2濱原 (Ho,BS)らが続く。序盤から作本が積極的な走りを見せ、コース序盤に中須賀の前に出て2位に。更に先頭の亀井に対してジェットコースターストレートで仕掛けいきなりトップに躍り出る。しかしベテラン勢も黙っておらずしっかりと追従し、2周目に亀井が再びトップに立つと、中須賀も作本をパスして2位に順位を上げ、着実にトップに迫っていく。
4周目には中須賀がトップに立つと渡辺が3番手に浮上しトップ2名を追うが、なかなかペースが上がらず思うように差が縮まらない。6周目に渡辺が亀井を捉え2位に上がりトップの中須賀を追う体制に入るが、中須賀が約0.5秒ほどペースが速く徐々に差を広げる。10周目に中須賀は1分48秒台を出し盤石な走りで後続を突き放す。この時点で2位の渡辺との差は約4秒とリードを広げていく。
レースが動いたのは13周目、メインストレートで#14津田(Su,BS)のマシンが白煙をあげてピット出口付近で止まってしまう。そして同時に赤旗が出て全車ピットに戻りレース中断。コース整備が進められる中、並行してレース再開が協議されるが、レース成立の規定周に当たる12周は完了していたためそのまま赤旗レース終了。12周目終了時点の順位を暫定順位として表彰式が行われた。
JSB1000クラス決勝レース 暫定結果は以下の通り。(#14津田選手は2022国内競技規則 付則4.27-3-2を適用し順位が決定)