【全日本ロードレース選手権第5戦J-GP3レース２】赤旗中断で周回数が大幅短縮　ブリヂストンユーザーは相次ぎ転倒

2レース制が組まれた第5戦筑波ラウンド。ウイーク初日から熱風に包まれた筑波サーキットは、レース２が行なわれた日曜日も晴天に恵まれ、朝から気温が上昇した。
　レース２のグリッドは予選のセカンドタイムで決定。その結果、菅原陸（ブリヂストン）が2列目4番手、太田虎之進（ブリヂストン）が2列目5番手グリッドを獲得。
　昨日のレース１では予選6番手から3位表彰台を得た菅原は「レース2はトップ争いから離されないように食らいついて、優勝を目指す」とコメント。さらなる好成績を誓った。

昨日に引き続き、真夏のような強い日差しが照りつけた筑波サーキット。気温も上昇し、汗が止まらない過酷な一日になった。
　レース2はスタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生。赤旗中断となってしまう。これで20周から13周に周回数が減算。超スプリントレースがスタートした。
　古市右京（DL）と埜口遙希（DL）がトップ争いを開始。太田と菅原は小室旭（DL）、岡谷雄太（PI）ら8台で形成されたセカンド集団で周回を重ねる。しかし太田は4周目に転倒してしまう。
　同じく4周目に岡谷がセカンド集団から抜け出してトップ争いに合流。3台での優勝争いが開始される。
　一方の菅原はレース中盤に中島元気（DL）と共に集団を抜け出し、一騎打ちの4位争いを開始する。
　11周目。菅原は中島を捕らえて4位浮上。しかし最終ラップに痛恨の転倒。再スタートを切り、順位は大きく下げてしまったものの完走を果たした。

●山田宏（株式会社ブリヂストン　モーターサイクルレーシングマネージャー）
「スタート直後の1コーナーでの多重クラッシュにより赤旗中断となり、13周に短縮されて再スタートしました。ブリヂストンユーザー上位ライダーの相次ぐ転倒により、最上位は8位の長谷川聖選手という残念な結果に終わりました。次戦の巻き返しに期待したいと思います」