• 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2019年08月31日(土) 〜 2019年09月01日(日)
長谷川聖がポールtoウイン! ランキングもトップ浮上!

8月最終週から9月最初の日曜日に開催された全日本ロードレース第6戦岡山大会。活発な前線が停滞した影響で天気予報がくるくると変わる難しいウイークとなった。
J-GP3クラスにとって6月開催の第4戦筑波ラウンド以来約2カ月ぶりのレース。シーズン前半戦は長谷川聖(ブリヂストン)が鈴木大空翔(DL)と1ポイント差で終了。シーズン後半戦は激化するタイトル争いに注目が集まる。
シーズン後半戦スタートとなる岡山大会。金曜日は午前中がウエット、午後がドライと前戦の影響で天候が不安定になっていた。

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 土曜の予選日は朝から快晴。40分間の1本勝負でのアタック方式が組まれたJ-GP3クラス。
「岡山国際サーキットはホームコースだし、自信があります」という長谷川が1分36秒699で3戦連続ポールポジションを獲得。「事前テストからトップタイムでしたし、レースウイーク入ってウエットでもドライでもトップタイムだった。予選ではタイミングが合わなくてコースレコードを出すことができなかったけれど、ポールポジションが取れてよかったです。」と笑顔を見せた。

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決勝日は朝から曇り空。たまに霧雨が降ってくるも、路面を濡らすほどの雨量ではなかった。
微妙なコンディションの中でレースがスタート。長谷川は鈴木、成田彬人(DL)、高杉奈緒子(DL)、村瀬健琉(DL)細谷翼(DL)の6台のトップ集団の中でバトルを展開、序盤から次々に首位が入れ替わる激しいレースが繰り広げられる。
「スタートからトップに出て逃げ切りたかったけれど、雨がパラついていたから、状況が分かりにくい先頭での走行は避けました」とオープニングラップは5番手で終える。
「アベレージから見ても後ろに下がっても追い上げられると思ったんです」という言葉どおりに2周目には4番手、3周目には3番手に浮上。そしていよいよ4周目にはトップに立つ。
レース後半は高杉が遅れ出しトップ集団は5台に絞られる。一時は長谷川と村瀬のトップ争い、ほか3台による表彰台争いの二手に分かれたものの、レース終盤は再び5台での激しい優勝争いに。
真っ先に最終ラップに突入したのは鈴木。追いすがったのは村瀬。順位を入れ替える2台に対し、長谷川は3番手で隙を伺うがダブルヘアピンで勝負に出た村瀬が鈴木を巻き込んで転倒。
前を走る2台が居なくなった事で長谷川はトップに立ちゴール。この結果でランキングもトップに浮上した。

●長谷川聖(予選1位/決勝1位)
「雨がぱらついて路面温度も低かったと思います。それでもブリヂストンタイヤは最初から高性能をフルに発揮してくれ、レース後半になってもたれることなく性能を保ってくれました。19周のレースを不安なく走りきることが出来ました。」


●東雅雄(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「最終的に5台でのトップ争いになりました。ホームコースでのレースとなった長谷川聖選手は、その5台のトップ集団の中で戦略的な走りを見せてくれました。最終ラップで2台が転倒したしまった事で優勝を手にしましたが、あの位置にいないと成し得なかったことだと思います。。戦略的なレース展開が最終的に勝利を掴み、嬉しく思います。これで長谷川選手がランキングトップに立ちました残り2戦を大事に走ってタイトルを獲得出来るようにサポートしたいと思います。」

レース結果

コース:岡山国際サーキット

[J-GP3]

決勝

  • 開催日:2019/09/01
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
  • 完走:21
  • (3.703km x 19laps = 70.357km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 36 長谷川 聖 BS Bridgestone CLUB Y'S NSF250R ホンダ 19 6 1:37.099 31:05.600
2 34 細谷 翼 DL TEAM SRS-Moto NSF250R ホンダ 19 8 1:37.198 31:05.895
3 71 成田 彬人 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250 ホンダ 19 6 1:37.199 31:06.934
4 20 高杉 奈緒子 DL 41Planning RC250R KTM 19 6 1:37.433 31:23.019
5 88 福嶋 佑斗 BS Bridgestone Team Plusone +f NSF250R ホンダ 19 9 1:38.325 31:31.190
6 5 藤井 謙汰 DL Kohara Racing Team NSF250R ホンダ 19 6 1:38.689 31:31.281
7 9 山本 恭裕 DL チームライフ・ドリーム北九州 NSF250R ホンダ 19 6 1:38.392 31:31.335
8 14 中山 愛理 BS Bridgestone TEAM SHOTA NSF250R ホンダ 19 7 1:38.391 31:31.399
9 29 S.アジウス DL MIE Racing NSF250R ホンダ 19 9 1:38.250 31:32.028
10 81 H. ボイット DL KIRacing&T.Sugai NSF250R ホンダ 19 3 1:38.518 31:32.065
11 26 岸田 慶一 BS Bridgestone FLEX Racing team & MH OHARA NSF250R ホンダ 19 14 1:38.862 31:36.838
12 17 太田 虎之進 BS Bridgestone WJ-FACTORY NSF250R ホンダ 19 7 1:38.865 31:37.374
13 37 羽根 巧 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 19 4 1:39.596 31:53.694
14 16 白石 玲菜 BS Bridgestone Dreamline Plusone NSF250R ホンダ 19 14 1:39.442 31:57.305
15 13 岡崎 静夏 DL Kohara Racing Team NSF250R ホンダ 19 9 1:39.557 32:00.618
16 41 宇井 陽一 DL 41Planning RC250R KTM 19 5 1:38.194 32:12.688
17 21 村田 憲彦 BS Bridgestone CLUB Y'S NSF250R ホンダ 19 11 1:40.571 32:21.054
18 15 野澤 秀典 BS Bridgestone ノザワレーシングファミリー NSF250R ホンダ 19 4 1:41.182 32:21.615
19 32 三好 菜摘 BS Bridgestone RG NIWA with オーテック・スズカ NSF250R ホンダ 19 9 1:41.173 32:28.280
20 11 鈴木 大空翔 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 18 1 8 1:37.236 29:26.952
[J-GP3]

予選

  • 開催日:2019/08/31
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
  • (3.703km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 36 長谷川 聖 BS Bridgestone CLUB Y'S NSF250R ホンダ 5 1:36.699
2 20 高杉 奈緒子 DL 41Planning RC250R KTM 3 1:36.838
3 392 村瀬 健琉 DL ミクニ テリー&カリー NSF250R ホンダ 17 1:37.348
4 18 安村 武志 DL 犬の乳酸菌.jp/プリミティブR.T PRCS3d PRCS 3 1:37.515
5 71 成田 彬人 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250 ホンダ 15 1:37.791
6 88 福嶋 佑斗 BS Bridgestone Team Plusone +f NSF250R ホンダ 20 1:38.150
7 11 鈴木 大空翔 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 16 1:38.188
8 34 細谷 翼 DL TEAM SRS-Moto NSF250R ホンダ 6 1:38.327
9 14 中山 愛理 BS Bridgestone TEAM SHOTA NSF250R ホンダ 13 1:38.442
10 9 山本 恭裕 DL チームライフ・ドリーム北九州 NSF250R ホンダ 14 1:38.580