ブリヂストンユーザーの若手は苦い全日本デビューに。

  • 開催場所:スポーツランドSUGO
  • 開催日:2020年08月09日(日) 〜 2020年08月10日(月)
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軽量級J-GP3クラスは、2019年にブリヂストンがサポートした長谷川聖がチャンピオンを獲得、クラスを卒業したことで、王者不在のシーズンとなる。
ここに元GPライダーのベテラン徳留真紀(ブリヂストン)がJ-GP2クラスからスイッチ。徳留は、雨はやんでいたもののウエットコンディションだった土曜日午前中の練習走行で3番手を記録する。
また、SDG Mistresa Jr.Teamの千田俊輝(ブリヂストン)が、同じくウエットコンディションだった午後の走行で総合トップをマークした。

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予選日の日曜は朝から雨が降り続け、路面はヘビーウエット。
35分間で行なわれた予選は、開始早々に小室旭(DL)がリーダーボードのトップに立ち、千田は5番手辺りにつける。
セッション中盤、小室に替わってトップに立ったのが村瀬健琉(DL)。千田も20分経過辺りで3番手に浮上する。
残り10分。最後のアタックに向けてピットインも目立つ。そんな中、SDG Mistresa Jr.Teamの山田尚輝(ブリヂストン)が6番手に浮上。さらにペースを上げていき、4番手へ、翌周には3番手まで上げる。
最終的に、村瀬が1分50秒049でトップタイムを更新。小室が2番手、3番手はスポット参戦の古里太陽(DL)が入った。
千田はラストアタックでタイムを更新したものの1分51秒279で4番手。5番手には山田が並び、ブリヂストンサポートライダーの二人はセカンドロウからのスタートとなった。
なお、徳留は事情により土曜日からの走行をキャンセル、今大会は欠場となった。

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決勝日の月曜日は朝から快晴。気温も真夏上がり、一気に夏模様。前日とはコンディションがガラッと変わったため、各車は15分間のウオームアップ走行でセッティングを煮詰めていく。
この走行でもポールシッターの村瀬が1分36秒161でトップタイムをマークし、好調をアピール。ここでは山田が1分38秒370で8番手につけた。
決勝スタート時、すでに気温は31度まで上昇。ホールショットは小室。その後ろに村瀬、古里が続く。すぐに村瀬がトップを奪うと、小室、古里の3台がトップ集団となり、4位以下を離していく。
一方で、山田はスタート直後に2コーナーで転倒。さらに1周目のシケインで千田も転倒を喫してしまう。
5周目に転倒車がコース上に残ったことで赤旗が掲示され、レース中断。再スタートのグリッド上でもさらに一時中断があり、12周で仕切り直しのスタートが切られた。
レースは小室が飛び出したが、村瀬、古里がすぐに前に出る。村瀬を先頭に長い隊列が出来上がった。木内尚汰(ブリヂストン)も9番手につけている。
トップ村瀬はぐんぐんと差を広げ、そのままポールtoウイン。小室と古里の2位争いは小室が制した。木内は9位でチェッカーを受けた。

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●東雅雄(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「ここ数年、特に今年はJ-GP3クラスのライダーの顔ぶれが替わったように思えます。以前より十代の若手ライダーが増えてトップ争うようになってきたので、登竜門クラスという位置づけがはっきりしてきたように思います。ブリヂストンユーザーも若手が多く、ハルク・プロと昭和電機が展開する育成プログラムから参戦しているSDG Mistresa Jr.Teamの二人、山田尚輝選手と千田俊輝選手は、今回全日本にスポット参戦しました。残念ながら二人とも決勝レースでは転倒し、苦い全日本デビューレースとなりましたが、これからに期待したいと思います。全日本ロードレースの入り口であり、若手の登竜門であるJ-GP3クラスを戦うこれからのライダー達を我々ブリヂストンは見守っていきたいと思います」

レース結果

コース:スポーツランドSUGO

[J-GP3]

決勝

  • 開催日:2020/08/10
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:25
  • 完走:20
  • (3.738km x 16laps = 59.8km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 3 村瀬 健琉 DL Team TKR NSF250R ホンダ 16 3 1:35.749 19:24.648
2 32 小室 旭 DL Sunny moto planning AKR RC250R KTM 16 3 1:36.466 19:28.915
3 35 古里 太陽 DL Team WAKO'S NSF250R ホンダ 16 2 1:36.537 19:29.036
4 71 成田 彬人 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250R ホンダ 16 9 1:36.034 19:31.235
5 12 高杉 奈緒子 DL Team NAOKO KTM RC250R KTM 16 2 1:36.514 19:33.773
6 11 山本 恭裕 DL チームライフ・ドリーム北九州 NSF250R ホンダ 16 12 1:37.150 19:42.393
7 8 岡崎 静夏 DL RT YOLO SARD&ぱわあくらふと NSF250R ホンダ 16 4 1:37.186 19:42.470
8 2 鈴木 大空翔 DL BATTLE FACTORY NSF250R HRC 16 11 1:37.305 19:42.500
9 45 木内 尚汰 BS Bridgestone S-Speed NSF250R ホンダ 16 7 1:37.364 19:43.004
10 72 藤田 哲弥 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250R ホンダ 16 11 1:37.561 19:43.101
11 41 宇井 陽一 DL 41Planning TR004 IODA 16 5 1:37.005 19:44.721
12 38 江澤 伸哉 DL TEAM SRS-Moto NSF250R ホンダ 16 6 1:37.466 19:45.181
13 57 渡邉 虎太郎 DL TEAM SRS-Moto NSF250R ホンダ 16 10 1:37.784 19:49.813
14 53 内海 孝太郎 DL ライダーズサロン横浜 NSF250R ホンダ 16 5 1:38.047 19:50.135
15 50 山本 航 DL ライダーズサロン横浜 NSF250R ホンダ 16 4 1:37.786 19:50.430
16 43 彌榮 郡 DL ClubPARIS・Y's NSF250R ホンダ 16 4 1:37.581 19:54.748
17 28 野澤 秀典 BS Bridgestone TONE RT SYNCEDGE4413 NRF NSF250R ホンダ 16 9 1:39.098 20:08.424
18 33 仲村 瑛冬 DL 犬の乳酸菌.jp/プリミティブR.T NSF250R ホンダ 16 9 1:39.641 20:08.769
19 51 田中 風如 DL WJ-FACTORY&CLUB Y's NSF250R ホンダ 16 8 1:39.918 20:11.237
20 20 村田 憲彦 BS Bridgestone TEAM SAMURAI NSF250R ホンダ 16 10 1:41.144 20:32.633
[J-GP3]

予選

  • 開催日:2020/08/09
  • 天候:Rain
  • 路面:Wet
  • 決勝出走:24
  • (3.738km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 3 村瀬 健琉 DL Team TKR NSF250R ホンダ 14 1:50.049
2 32 小室 旭 DL Sunny moto planning AKR RC250R KTM 13 1:50.578
3 35 古里 太陽 DL Team WAKO'S NSF250R ホンダ 16 1:51.267
4 95 千田 俊輝 BS Bridgestone SDG Mistresa Jr.Team NSF250 ホンダ 15 1:51.279
5 70 山田 尚輝 BS Bridgestone SDG Mistresa Jr.Team NSF250R ホンダ 12 1:51.877
6 72 藤田 哲弥 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250R ホンダ 13 1:51.978
7 71 成田 彬人 DL Team P.MU 7C MIKUNI NSF250R ホンダ 13 1:52.402
8 28 野澤 秀典 BS Bridgestone TONE RT SYNCEDGE4413 NRF NSF250R ホンダ 17 1:52.702
9 38 江澤 伸哉 DL TEAM SRS-Moto NSF250R ホンダ 2 1:52.815
10 43 彌榮 郡 DL ClubPARIS・Y's NSF250R ホンダ 13 1:52.816