• 開催場所:スポーツランドSUGO
  • 開催日:2022年06月04日(土) 〜 2022年06月05日(日)
【2022年全日本ロードレース選手権 第4戦 SUGO JSB1000 レース1】中須賀克行が圧倒的な強さで開幕7連勝!

全日本ロードレース選手権第4戦は舞台を東北に移した。スポーツランドSUGOで特別走行が始まったのは金曜日。朝から雨が降ったり止んだりが繰り返され、強い日差しが降り注ぐ時間もあった。夕方には豪雨に見舞われ、雨が小康状態になると今度は霧に包まれるという天候に翻弄される一日になった。

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土曜日は朝から好天に恵まれた。
予選セッション開始から飛ばしたのは亀井雄大(ブリヂストン)。1分27秒666でリーダーボードのトップに立つと、アタックを継続。1分26秒537と早々に1分26秒台に突入。中須賀克行(ブリヂストン)も1分26秒台をマークし、2台でのアタック合戦が開始される。
40分間のタイムアタックセッション。ちょうど半分の20分が経過したところで中須賀が1分26秒310とリーダーボードのトップに浮上。同時に岡本裕生(ブリヂストン)が1分26秒816を出し、1分26秒台の争いに参戦。
セッション残り8分を切ったところで岡本が1分26秒389をたたきだし、2番手浮上。その直後に亀井が1分26秒088で一気にトップ浮上。アタックを続けていた岡本は1分26秒048で亀井を逆転と、激しい攻防が展開される。
そして次の瞬間。中須賀が1分25秒933と、一気に1分25秒台にタイムを入れて逆転。亀井も自身のタイムを更新して1分25秒942と中須賀に迫る。しかし中須賀のタイムには届かない。これで中須賀のレース1ポールポジションが確定した。

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予選が終了してから3時間ほどで決勝レース1のグリッドに向かったライダー達。好スタートを切ったのは渡辺一樹(ブリヂストン)。しかし1コーナー先で中須賀がトップ浮上。中須賀はオープニングラップからトップ独走状態に持ち込む。渡辺は岡本、作本輝介(ブリヂストン)、亀井と4台で2位争いを開始する。
5番手でオープニングを終えた亀井は、ペースを上げて一つずつ順位を上げる。しかし5周目に転倒。
6周を終えた時点で中須賀は後続に5秒近いアドバンテージを築いて一人旅。3台になった2位争いは渡辺と岡本の争いが熾烈に。

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8周目。岡本が渡辺をかわして2番手浮上。翌周には作本が渡辺をかわして3番手浮上。渡辺はペースが上がらず、2位争いから脱落してしまう。
レース終盤。岡本は徐々に作本を引き離す。
中須賀は25周のレースをトップ独走のままフィニッシュ。岡本は単独2位でゴール。ヤマハファクトリーチームは3レース連続、今季4度目のワンツーフィニッシュを飾った。作本は3位に甘んじたもののJSBクラス初表彰台を獲得した。22JRR_Rd04_JSB_R1_0165.JPG

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●中須賀克行(予選1位/決勝1位)
「今週に入って一番気温が高くなり、路面温度も44度か45度くらいありました。昨日の雨からのコンディション変化は大きかったのですが、タイヤは変化することなく性能を発揮してくれたので、コンスタントにいいアベレージを刻むことができました。おかげで最後までマージンを持った状態で、完全にレースをコントロールできました。ブリヂストンタイヤに感謝しています」

レース結果

コース:スポーツランドSUGO

[JSB1000]

決勝

  • 開催日:2022/06/04
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:19
  • 完走:17
  • (3.621km x 25laps = 90.528km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 中須賀 克行 BS Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 25 1:26.442 36:25.431
2 29 岡本 裕生 BS Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 YZF-R1 ヤマハ 25 1:26.812 36:30.238
3 27 作本 輝介 BS Bridgestone Astemo Honda Dream SI Racing CBR1000RR-R ホンダ 25 1:26.878 36:37.156
4 15 渡辺 一樹 BS Bridgestone YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN GSX-R1000R スズキ 25 1:27.425 36:46.090
5 2 濱原 颯道 BS Bridgestone Honda Dream RT SAKURAI HONDA CBR1000RR-R ホンダ 25 1:27.729 36:52.757
6 8 岩田 悟 BS Bridgestone Team ATJ CBR1000RR-R ホンダ 25 1:27.776 36:54.816
7 28 榎戸 育寛 BS Bridgestone SDG Motor Sports RT HARC-PRO. CBR1000RR-R ホンダ 25 1:27.951 37:01.212
8 11 関口 太郎 BS Bridgestone SANMEI Team TARO PLUSONE M1000RR BMW 25 1:28:127 37:11.953
9 14 津田 一磨 BS Bridgestone BabyFace Powered by YOSHIMURA GSX-R1000R スズキ 25 1:28.864 37:28.557
10 12 児玉 勇太 BS Bridgestone Team Kodama YZF-R1 ヤマハ 25 1:29.222 37:36.070
11 9 柳川 明 BS Bridgestone KRP SANYOUKOUGYO RSITOH ZX-10RR カワサキ 25 1:28.924 37:36.411
12 7 秋吉 耕佑 BS Bridgestone Murayama.Honda Dream.RT CBR1000RR-R ホンダ 25 1:29.476 37:51.088
13 3 國川 浩道 BS Bridgestone TOHO Racing CBR1000RR-R ホンダ 24 1 1:30.302 36:26.086
14 16 中冨 伸一 DL WaveinnR YZF-R1 ヤマハ 24 1 1:30.201 36:28.916
15 35 新庄 雅浩 BS Bridgestone First ☆ star RS-ITHO ZX-10RR カワサキ 24 1 1:30.293 36:41.335
16 31 武田 雄一 DL OGURA CLUTCH ORC with RIDE IN YZF-R1 ホンダ 24 1 1:31.963 37:15.335
17 23 江口 謙 BS Bridgestone Team TATARA RSV4 アプリリア 24 1 1:31.632 37:22.465
[JSB1000]

予選

  • 開催日:2022/06/04
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:20
  • (3.621km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 中須賀 克行 BS Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 17 1:25.933
2 6 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda Suzuka Racing Team CBR1000RR-R ホンダ 15 1:25.942
3 29 岡本 裕生 BS Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 YZF-R1 ヤマハ 15 1:26.048
4 15 渡辺 一樹 BS Bridgestone YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN GSX-R1000R スズキ 18 1:26.826
5 27 作本 輝介 BS Bridgestone Astemo Honda Dream SI Racing CBR1000RR-R ホンダ 5 1:27.335
6 2 濱原 颯道 BS Bridgestone Honda Dream RT SAKURAI HONDA CBR1000RR-R ホンダ 14 1:27.363
7 8 岩田 悟 BS Bridgestone Team ATJ CBR1000RR-R ホンダ 17 1:27.531
8 11 関口 太郎 BS Bridgestone SANMEI Team TARO PLUSONE M1000RR BMW 19 1:27.596
9 28 榎戸 育寛 BS Bridgestone SDG Motor Sports RT HARC-PRO. CBR1000RR-R ホンダ 17 1:27.726
10 5 名越 哲平 BS Bridgestone SDG Honda Racing CBR1000RR-R ホンダ 10 1:27.946