• 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2024年09月28日(土) 〜 2024年09月29日(日)
【2024年全日本ロードレース選手権 第7戦 岡山 J-GP3】若松怜が初のポールtoウインを飾りポイントリーダーに肉薄

全日本ロードレース選手権第7戦の舞台は岡山。J-GP3クラスにとっては5レース目の戦い。

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【予選】
9月末とは思えない強い日差しが降り注いだレースウイーク。それでも朝晩の気温は落ち着き、予選スタート時は気温23℃、路面温度36℃。
セッション前半は若松怜(ブリヂストン)、高杉奈緒子(ブリヂストン)、尾野弘樹(DL)、木内尚汰(ブリヂストン)の4人が1分40秒台での争いを展開。
セッション折り返しで転倒車があり赤旗中断。5分ほどで再開。木内、尾野が自身のタイムを詰めて1分40秒台前半に突入。若松も自身のタイムを更新して1分40秒181をマーク。
残り10分を切ると尾野がついに1分39秒978と1分39秒台に突入。高杉が1分40秒160と若松のタイムを上回ると若松は1分39秒743を出して応戦。このままチェッカーとなり、若松が全日本初ポールポジションを獲得した。

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【決勝】
薄曇りの隙間に青空が差し込むコンディションの中、選手がグリッドに並ぶ。

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決勝がスタートし、ホールショットを奪ったのは尾野。ポールシッター若松はスタートで少しフロントを浮かしてしまって2番手で周回を開始。そこに高杉、木内と続く。
高杉、若松、木内の2位争いが激化。2番手は1周目に木内、2周目に若松と順位を入れ替えながらも3台共にしっかりと尾野を射程圏内に捕らえる。
後方では徳留真紀(ブリヂストン)、岡崎静夏(ブリヂストン)、松島璃空(ブリヂストン)の5位争いが勃発。
若松は積極的に尾野の隙をつくが、尾野はそのたびに首位奪回して常にトップでコントロールラインを通過する。

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11周目。初めて若松がトップでコントロールラインを通過。しかし翌周にはまたもや尾野が首位を奪う。
13周目にファステストラップをたたき出しながら尾野の前に出た若松は、今度はしっかりとトップの座をキープ。ラストスパートをかけた若松について行った尾野。若松と尾野の一騎打ちが開始される。

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残り4周。3位を走行していた木内がトップ争いとの差を詰める。尾野と若松は順位を入れ替えながら激しいトップ争いを継続。最終ラップはヘアピンで3台が接触。この激しい争いを僅か0.011秒差で若松が制した。

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●若松怜(予選1位/決勝1位)
「事前テストでは中古タイヤでラップを重ね、中古タイヤでサスペンションのセッティングができていたのがいい方向にいきました。ブリヂストンタイヤはレース後半で勝負を仕掛けられるので、タイヤの力を使いました。もちろん周回を重ねるとグリップ力は落ちるのですが、持続していいフィーリングを得られます。最終戦はチャンピオン獲得の可能性があります。ベテラン相手で簡単ではないと思いますが、最後まで気持ちを切らさずに頑張ります」

レース結果

コース:岡山国際サーキット

[J-GP3]

決勝

  • 開催日:2024/09/29
  • 決勝出走:19
  • 完走:19
  • (3.747km x 19laps = 71.193km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 3 若松 怜 BS Bridgestone JAPAN POST docomo business TP NSF250R ホンダ 19 1:39.863 32:00.163
2 1 尾野 弘樹 DL P.MU 7C GALESPEED NSF250R ホンダ 19 1:39.740 32:00.174
3 4 木内 尚汰 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 19 1:39.91l 32:00707
4 5 高杉 奈緒子 BS Bridgestone Team NAOKO KTM RC250R KTM 19 1:40.501 32:061820
5 7 松島 璃空 BS Bridgestone BREASTO B-TRIBE RACING NSF250R ホンダ 19 1:40.643 32:11.419
6 12 岡崎 静夏 BS Bridgestone JAPAN POST HondaDream TP NSF250R ホンダ 19 1:40.818 32:15.843
7 10 徳留 真紀 BS Bridgestone MARUMAE MTR NSF250R ホンダ 19 1:40.993 32:15.858
8 13 大田 隼人 BS Bridgestone MARUMAE DreamKITAKYUSHU CPARIS NSF250R ホンダ 19 1:41.402 32:21:638
9 28 中谷 健心 DL TN45 with MotoUP Racing NSF250R ホンダ 19 1:41.461 32:23.788
10 31 飯高 新悟 DL KIJ!MA KISS RACiNG CLUB NSF250R ホンダ 19 1:41.673 32:29.236
11 19 山本 恭裕 DL TeamLife・HondaDream kitakyushu NSF250R ホンダ 19 1:42.124 32:41.247
12 30 松田 基成 DL Team HIRO NSF250R ホンダ 19 1:42.344 32:49.147
13 22 野澤 秀典 BS Bridgestone Nozawa Racing Family NSF250R ホンダ 19 1:42.21l 32:49.169
14 51 長谷川 蒼馬 DL TEAM POWerCraft AKlTECK NSF250R ホンダ 19 1:42.532 32:49.511
15 25 德田 翔 DL P.MU 7C GALESPEED NSF250R ホンダ 19 1:42.931 32:57.591
16 50 岩野 倖大 DL TEAM KOTA NSF250R ホンダ 19 1:43.209 33:01.118
17 29 豊田 哲慎 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 19 1:43.689 33:08.693
18 38 岸田 慶一 BS Bridgestone FLEX Racing team & MH OHARA NSF250R ホンダ 19 1:43.589 33:12.395
19 24 墨 拓斗 DL TEAM KOHSAKA NSF250R ホンダ 19 1:45.518 33:44.928
[J-GP3]

予選

  • 開催日:2024/09/28
  • 決勝出走:19
  • (3.747km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 3 若松 怜 BS Bridgestone JAPAN POST docomo business TP NSF250R ホンダ 17 1:39.743
2 1 尾野 弘樹 DL P.MU 7C GALESPEED NSF250R ホンダ 13 1:39.978
3 5 高杉 奈緒子 BS Bridgestone Team NAOKO KTM RC250R KTM 11 1:40.160
4 4 木内 尚汰 BS Bridgestone Team Plusone NSF250R ホンダ 15 1:40.344
5 7 松島 璃空 BS Bridgestone BREASTO B-TRIBE RACING NSF250R ホンダ 17 1:40.506
6 12 岡崎 静夏 BS Bridgestone JAPAN POST HondaDream TP NSF250R ホンダ 14 1:40.682
7 10 徳留 真紀 BS Bridgestone MARUMAE MTR NSF250R ホンダ 12 1:41.113
8 13 大田 隼人 BS Bridgestone MARUMAE DreamKITAKYUSHU CPARIS NSF250R ホンダ 3 1:41.296
9 28 中谷 健心 DL TN45 with MotoUP Racing NSF250R ホンダ 4 1:41.949
10 19 山本 恭裕 DL TeamLife・HondaDream kitakyushu NSF250R ホンダ 10 1:42.626