今シーズン4勝目を挙げた松原怜史が シリーズチャンピオンを獲得

  • 開催場所:十勝スピードウェイ
  • 開催日:2016年10月01日(土) 〜 2016年10月01日(土)
675701.jpg

熊本地震の影響によって第5戦で予定されていたオートポリス戦がキャンセルされ、その代替レースが十勝スピードウェイで実施される第7戦の前日に設定された。1Dayレースの2連戦となる。北海道という遠隔地のため遠征費用が高くなることもあり、昨年のクラブマンシリーズはエントリー台数が9台だった。しかし今回は2連戦となったことでエントリーが増え、23台となった。
クラブマンシリーズのドライバーの多くは、十勝スピードウェイを初めて走行する。フラットでシンプルなコースレイアウトの十勝スピードウェイを、いち早く攻略することが重要になる。
発売からクラブマンシリーズを独占してきたポテンザRE-71Rだが、このレースからライバルメーカーのニュータイヤの使用が可能になった。そのポテンシャルにも、注目が集まった。

●予選
残り3レースのうち、1勝を挙げればシリーズチャンピオンとなる#128松原怜史選手(ブリヂストン)が、狙い通りにポールポジションを獲得。シリーズランキング2位の#75手塚祐弥(ブリヂストン)は、わずか0.09秒及ばずに2位。3位には#771菱井將文選手(ブリヂストン)、4位は#84橋本洋平選手(ブリヂストン)と、トップ4をブリヂストンユーザーが占めた。
ランキング3位の#600小野田貴俊選手(YH)は、松原怜史選手から0.625秒遅れの5位に留まった。注目のルーキー花里祐弥選手(ブリヂストン)は初体験の十勝スピードウェイを上手く攻め7位となったが、前戦でのペナルティによって5グリッド降格となり、12位からのスタートとなった。

675702.jpg

●決勝レース
ポールポジションから落ち着いてスタートを決めた松原怜史選手が、レースをリードする展開となった。プレッシャーを感じさせず、確実にリードを拡げていく。それを追う手塚祐弥選手は2位のポジションでレースを進めたものの、序盤ペースが上がらず、逆に3位の菱井將文選手とサイドバイサイドになるシーンもあった。
レース中盤以降、本来のペースを取り戻した手塚祐弥選手は、松原怜史選手に迫るが、オーバーテイクすることはできなかった。
松原怜史選手は、盤石の走りでポール・トゥ・ウィンを飾り、シーズン4勝目。クラブマンシリーズでは有効ポイント4戦となっているため、シリーズチャンピオンが確定した。3位には、橋本洋平選手のアタックを交わした菱井將文選手が入り、今年からレースに参戦を始めたばかりのベテランジムカーナチャンピオンが初の表彰台を獲得した。4位は橋本洋平選手となり、予選と同様にブリヂストンユーザーがトップ4を占めた。

●コメント
優勝した#128松原怜史選手のコメント。
「タイヤの内圧のコントロールも狙い通りで、優勝することができました。最後のほうで手塚選手が迫って来てバトルになったんですが、今シーズンはスタートに合わせてセットをしてきたので、追い付かれたのは仕方ないですね。今シーズンを振り返ると、第2戦の岡山で失敗してしまったことが、結局苦しくなってしまいましたね。(チャンピオンを獲得したことで)今日は深酒をしてお祝いしたいと思います(笑)」


≫関連コラムは「GOT'S REPORT」へ!
≫Car Watch連載「橋本洋平の『GAZOO Racing 86/BRZ Race』奮闘記」へ!
≫当レース関連情報は「GAZOO Racing」へ!

レース結果

コース:十勝インターナショナルスピードウェイ

[Clubman Series]

決勝

  • 開催日:2016/10/01
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度: ℃ ~ ℃
  • 決勝出走:22
  • 完走:21
  • (5.1km x 14laps = 71.4km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 128 松原 怜史 BS Bridgestone asset・テクノ・BS・86 14 23:16.079
2 75 手塚 祐弥 BS Bridgestone 栃木スバル OT モチュール BRZ 14 23:16.294
3 771 菱井 将文 BS Bridgestone CUSCO BS 86 14 23:20.034
4 84 橋本 洋平 BS Bridgestone カーウォッチ86ポテンザED 14 23:20.719
5 600 小野田 貴俊 YH ネッツ東埼玉ワコーズED86 14 23:30.648
6 2 伊藤 俊哉 YH サミット&ミッドランド86 14 23:31.903
7 520 平沼 貴之 YH 埼玉トヨペットGB 86 14 23:31.977
8 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス86R 14 23:34.018
9 336 吉田 綜一郎 YH snap-on KotaBRZ 14 23:36.606
10 787 上野 浩 BS Bridgestone オートサービス ボンバー86 14 23:39.809
11 9 青柳 州紀(クニトシ) YH Forceネッツ東埼玉ED86 14 23:46.986
12 96 黒岩 唯一 YH Green Brave 86 14 23:51.503
13 315 船井 俊仁 YH TEAM NAORYU KR BRZ 14 23:52.100
14 777 山﨑 武司 YH OTG TN滋賀 86 14 24:24.446
15 3 坂本 弘明 YH 明興業東埼玉T-RISE86 14 24:34.714
16 161 桑木 英紀 YH R.Company μ BRZ 14 24:35.168
17 14 鈴木 祐子 YH Kpowers BRZ 14 24:36.450
18 224 YUGO YH S2R Racing 86 14 24:36.861
19 539 泉 竜太 YH PmuワコーズNAVUL86 14 25:02.409
20 4 片岡 照仁 DL たんぽぽの里&犬猫応援団BRZ 13 23:48.234
21 129 千歳 和哉 BS Bridgestone ガレージ K2 CHITOSE86 11 19:10.794
- 301 北見 洸太 YH ケーエムエス86レーシング 1 DNF
[Clubman Series]

予選

  • 開催日:2016/10/01
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度: ℃ ~ ℃
  • 決勝出走:22
  • (3.406km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 128 松原 怜史 BS Bridgestone asset・テクノ・BS・86 3 1:37.803
2 75 手塚 祐弥 BS Bridgestone 栃木スバル OT モチュール BRZ 4 1:37.893
3 771 菱井 将文 BS Bridgestone CUSCO BS 86 4 1:37.986
4 84 橋本 洋平 BS Bridgestone カーウォッチ86ポテンザED 8 1:38.121
5 600 小野田 貴俊 YH ネッツ東埼玉ワコーズED86 2 1:38.428
6 520 平沼 貴之 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 6 1:38.719
7 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス86R 7 1:38.840
8 2 伊藤 俊哉 YH サミット&ミッドランド86 5 1:39.034
9 301 北見 洸太 YH ケーエムエス86レーシング 3 1:39.223
10 96 黒岩 唯一 BS Bridgestone Green Brave 86 3 1:39.297
11 336 吉田 綜一郎 YH snap-on KotaBRZ 3 1:39.327
12 9 青柳 州紀(クニトシ) BS Bridgestone Forceネッツ東埼玉ED86 2 1:39.358
13 787 上野 浩 BS Bridgestone オートサービス ボンバー86 7 1:39.761
14 777 山﨑 武司 YH OTG TN滋賀 86 2 1:40.315
15 129 千歳 和哉 BS Bridgestone ガレージ K2 CHITOSE86 9 1:40.317
16 315 船井 俊仁 BS Bridgestone TEAM NAORYU KR BRZ 7 1:40.768
17 224 YUGO BS Bridgestone S2R Racing 86 6 1:41.755
18 3 坂本 弘明 YH 明興業東埼玉T-RISE86 4 1:41.981
19 14 鈴木 祐子 BS Bridgestone Kpowers BRZ 2 1:41.983
20 161 桑木 英紀 YH R.Company μ BRZ 2 1:42.095
21 539 泉 竜太 BS Bridgestone PmuワコーズNAVUL86 2 1:44.423
22 4 片岡 照仁 DL たんぽぽの里&犬猫応援団BRZ 6 1:46.080